ロキソニンの成分・効果・副作用について徹底解説!

こんにちは

処方せんなしで病院の薬が買える薬局アリス薬局の石井です :-)

 

今回は、鎮痛剤の代表「ロキソニン」の成分や効果について詳しく解説していきます!

ロキソニンは鎮痛・抗炎症・解熱剤です

 

【成分】

1錠中

ロキソプロフェンナトリウム水和物 60mg

NSAIDsと呼ばれるグループのお薬です

 

ロキソニンは強いお薬というイメージが強いようですが、胃への副作用を軽減させるために、胃ではお薬としての作用を発揮せず、腸から吸収されて全身に運ばれたときに効果がでるように設計されています。

ちなみに、こういったお薬を「プロドラック」と言います!

 

【効果】

①関節リウマチ、変形性関節症(関節の軟骨がすり減ったりして変形する)、腰痛症、肩関節周囲炎、 頸肩腕症候群(肩こりなど)、歯痛

これらの症状の消炎・鎮痛

ロキソニン(ロキソプロフェン)の鎮痛作用の強さは、インドメタシンなどに比べると10~20倍です。

 

②急性上気道炎(風邪)の解熱・鎮痛

 

~ここで一言~

風邪は、薬では治せません。

どういうことかというと、風邪の原因の8割はウイルス感染で、そのウイルスをやっつける薬はないからです。

風邪は、体温を上げて、自己免疫力で治すしかありません。

 

じゃあ、なぜ風邪薬を飲むのでしょう?

風邪の症状が悪化すると体力・免疫力が低下し、風邪のウイルスに対抗できなくなります。

そこで、解熱鎮痛剤や咳止め、くしゃみ鼻水などの症状を軽減することで、食欲が戻ったり、睡眠がとれたりして自己免疫力が回復します。

風邪薬はあくまで風邪と戦う自己免疫力を応援してくれるものだと思ってください!

 

【メカニズム】

ロキソニン(ロキソプロフェン)はNSAIDsというグループ

 

痛みは「痛みを感じる物質」が出ることによって痛いと感じます。

その痛みを感じる物質として「プロスタグランジン(PG)」というものがあります。

プロスタグランジンは、炎症などによって放出され、発熱や痛みを起こします。

 

アラキドン酸→(COX)→プロスタグランジン

プロスタグランジンはアラキドン酸からできます。

その時に、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素が作用することによってプロスタグランジンになります。

ロキソニンは、このシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することによって、痛みの原因となるプロスタグランジンができるのを防ぎます。

 

【副作用】

主な副作用と発現頻度は以下の通りです。

消化器症状(胃部不快 感、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振等2.25%)

・浮腫・むくみ (0.59%)

・発 疹・ 蕁 麻 疹 等(0.21%)

・眠 気(0.10%)等

 

最も多い消化器系の副作用のメカニズムを解説します

ロキソニンの作用のメカニズムでお話した「プロスタグランジン(PG)」ですが、実は痛みや発熱だけの物質ではありません。

胃の粘膜保護の物質でもあります。

そのため、プロスタグランジンの生成を抑制すると、胃の粘膜保護の機能も低下してしまいます。

しかし、成分のところでも少しお話させて頂いた通り、ロキソニンは胃では作用しない特殊な構造です

そのため、胃への副作用は大幅に軽減されています。

(腸から吸収して胃に作用する分の副作用までは防げないので、副作用がないという訳ではありません)

 

このような理由から、ロキソニンをはじめとする解熱鎮痛剤が処方される時には、胃薬(ムコスタ、レバミピド等)が一緒に処方されるという訳です

 

【飲み方】

1回1錠を1日3回

もしくは痛いときだけのむ

1回1錠~2錠

空腹時はさけて、頓服でのむ場合は4~6時間は空けてのみましょう。

 

ロキソニンの血中濃度が最高になるのは、服用から30分後です。

6時間後にはほぼ消失しています。

 

【まとめ】

ロキソニンは他の鎮痛剤と比べて鎮痛作用が強いお薬といえます。

プロドラックなので、胃への負担も少なくなるように設計されています。

しかし、胃への副作用もゼロではありませんし、一緒に飲んではいけない薬や飲んではいけない病気などもあるので、専門家にきちんと相談して服用しましょう。

 

メカニズムでもお話したように、ロキソニンのような解熱鎮痛剤は、痛いと感じる物質を抑えているだけです。

痛みの原因を取り除いているわけではありません。

 

痛いときは鎮痛剤。痛みが続くようであれば、その痛みが出ない体作りも応援できます

お気軽にご相談ください :-)