【妊活】夫婦で協力することが妊娠への近道
更新日:2021年11月08日
こんにちは!
処方箋なしで病院の薬が買える薬局(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。
妊活は、女性だけのものではありません。
しかし、女性に比べると、男性は妊活への意識が薄い傾向があるようです。
そのため、夫が妊活に協力してくれず、不安や悩みを抱えている女性も少なくありません。
最悪の場合、妊活のすれ違いが原因で、離婚してしまう夫婦もいます。
そういった事にならないためにも、妊活は夫婦で協力することが大切なのです。
本記事では、妊活中の夫婦にとって協力が大切な理由や、楽しく妊活するためのポイントについて、ご紹介したいと思います。
目次
妊活中に夫婦の協力が大切な理由
妊活は夫婦2人で行うもので、どちらか1人だけで妊娠することはできません。
そのため、どちらか一方が一生懸命努力するよりも、夫婦で協力することが妊娠への近道となるのです。
ここでは、その理由について、ご紹介します。
ストレスは妊活に悪影響
妊活中「夫が妊活に協力してくれない」と悩む女性は、とても多いです。
一方で「排卵日に必ず性交渉をしないといけないプレッシャーが辛い」と感じている男性も少なくないでしょう。
このような精神的ストレスは、妊活に悪影響を与えます。
ストレスが強いと、プロラクチンというホルモンの分泌量が増えることがわかっています。
この、プロラクチンというホルモンには、排卵を抑える働きがあるため、女性の不妊の原因となる可能性があるのです。
また、男性はストレスが原因で、勃起不全(ED)を起こすことがあります。 勃起不全(ED)は、性交渉の時に充分に勃起しなかったり、勃起を維持できなかったりするため、妊活に悪影響を与える可能性が高いです。
このように、妊活中のストレスは大敵となりますので、夫婦で協力してストレスを溜めないようにしましょう。
妊娠は夫婦の奇跡
性行為をすれば、赤ちゃんができるというほど、妊娠は簡単なことではありません。
様々な偶然が重なり合って、妊娠という奇跡が起こっているのです。
そのため、夫婦が協力して、できる限り奇跡が起こる確率を高くする必要があります。
どちらか一方が、どれだけ積極的に妊活していても、もう一方が協力的で無ければ、妊娠の確率は低くなってしまうのです。
詳しくはこちらの記事をご確認下さい
男性不妊という可能性も
不妊は女性に原因があると考えている方も、まだまだ多いようですが、それは間違いです。
実は、不妊症のカップルのうち、男性に原因がある割合は48%といったデータがあります。
そのため、長期間妊娠に至らない場合は、女性だけでなく、男性も不妊の検査をする必要があるのです。
つまり、男性が自分には関係ないと考えていては、妊娠への道が遠くなってしまいますので、夫婦で協力して赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
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タイミングが重要
妊活中は、排卵日を気にする方が多いでしょう。
排卵日の2日前〜排卵日に性交渉を行うことで、妊娠の確率が高くなるからです。
最も妊娠の可能性が高くなる日に性交渉を行うことを、タイミング法と言います。
タイミング法を行うためには、その日に合わせて体調を整えておくことや、仕事を早めに切り上げて帰宅するなど、夫婦の協力が欠かせません。
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夫婦で協力しながら妊活を行うためのポイント
前述の通り、妊活中は夫婦間の協力が、とても大切です。
ここでは、夫婦が互いに協力して、円滑に妊活を進めるためのポイントをご紹介します。
コミュニケーションを増やす
妊活を夫婦で協力して進めるためには、コミュニーケーションをしっかりとることが大切です。
コミュニケーションが足りていないと、すれ違いや、相手の思いを理解できない原因となります。
夫婦間で、妊活に対する熱量の差があると感じているという方も少なくないでしょう。
こういった場合にも、コミュニケーションを増やし、相手の意見を聞いたり、自分の意見をきちんと伝えたりすることで解決に繋がることもあります。
基本的に「言わなくてもわかってくれるだろう」という気持ちは捨てて、きちんと言葉にして伝えることが大切ですよ。
性交渉を作業にしない
妊活中は「性交渉=子作りのため」となってしまう夫婦も少なくありません。
しかし、性交渉を子作りのための作業にしてしまうと、男性にとっては大きなプレッシャーとなります。
それだけでなく、夫婦関係に亀裂が入る原因となる可能性もあるのです。
もちろん、タイミングを合わせて性交渉を行うことは、妊娠の確率を上げるためにも大切ですが、決して作業にしないようにしてください。
排卵日前後だけではなく、普段から性交渉をもったり、淡々と性交渉を進めたりせず、夫婦で性交渉を楽しむ気持ちを忘れないようにしましょう。
相手を責めない
「妊活を頑張っているのに、なかなか妊娠できない」
このような方が多いのも、事実です。
妊活が長く続けば、ストレスも溜まりますし、不安も募りますよね。
つい、誰かのせいにしたくなって、相手を責めてしまう気持ちもわかります。
しかし、相手を責めても、何も良いことはありません。
相手を責めるのではなく「相手も頑張っている」と認め、辛いことも一緒に乗り越えようと思う気持ちが大切なのです。
このように、夫婦が互いに思いやり、協力をすることが、結果的に妊娠への近道となりますよ。
夫婦で協力して楽しい妊活ライフを
今回ご紹介したように、妊活は夫婦で協力しながら進めることが大切です。
妊活は、決して楽しいことばかりではありせんが、夫婦で協力することで楽しみながら妊活ライフを送ることができますよ。
現在、妊活中の方、これから妊活を始める方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
薬剤師
山田 明里紗
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