病院でもらうムコスタが処方箋なしで買える!成分・効果・副作用は?
更新日:2021年12月18日
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 石井結衣です。
今回は、ロキソニンなどの鎮痛剤と一緒にでることの多い「ムコスタ」の成分や効果について詳しく解説していきます!
ムコスタは胃炎・胃潰瘍治療剤で、胃粘膜保護のお薬です
ムコスタって、実は目薬にもあるってご存知でした?
ムコスタ(レバミピド)は粘膜修復作用があるので、ムチンを増やしてドライアイの治療薬として使われます!
【成分】
1錠中
レバミピド 100mg
ムコスタのジェネリック医薬品の名前はレバミピド錠ですね
同じピンク色のパッケージです
ジェネリック医薬品とは、ほとんどのものが、成分の名前になっています
だから、ムコスタだと
商品名:ムコスタ
成分名:レバミピド
という訳です♪
【効果・効能】
胃潰瘍
急性胃炎、慢性胃炎の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
病院で鎮痛剤(ロキソニン等)と一緒に処方される胃のお薬がムコスタです
先日もお話させて頂いたように、ロキソニンなどの鎮痛剤(NSAIDs)は、痛みを伝達する物質をブロックする時に、胃粘膜を保護する粘液が出るのも一緒にブロックしてしまいます。。。
そこで、ムコスタ(レバミピド)が粘液を増やして、胃を保護します。そのため、胃の副作用防止のために一緒に処方されるのです。
【メカニズム】
胃薬には2種類あり、
「防御因子増強」=胃を守るものを増やす薬
「攻撃因子の減弱」=胃に負担のかかるものを減らす薬
に分けられます
ムコスタ(レバミピド)は防御因子増強薬で、胃粘液の産生・分泌を促進します。
胃酸は強い酸性なので、粘液がないと胃を荒らしてしまいます。それは、胃炎や胃潰瘍につながります。
お腹が空きすぎて胃が痛くなるというのは、胃酸が胃を荒らしてしまっているからですね。
そんな時に、粘液が胃を保護してくれるので、その粘液を増やすことで胃を守ってくれます。
【副作用】
・発疹、痒み(0.1%未満)
・便秘、下痢など(0.1%未満)
副作用は比較的少ないお薬です!
【飲み方】
胃潰瘍:1回1錠を1日3回、朝、夕、寝る前にのむ
急性胃炎、慢性胃炎の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善:1回1錠を1日3回のむ
薬剤師 アリス薬局代表
石井 結衣
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