コロナにはポピドンヨード(イソジン)が重症化リスクを低減する?!ポピドンヨードについて解説
更新日:2021年12月24日
目次
ポピドンヨードうがい液は病院に行かなくても、買える!
効果や副作用を薬剤師が解説!
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 石井結衣です。
本日、大阪府の吉村知事の記者会見にて、「コロナにはポピドンヨード(イソジン)が重症化リスクを低減する」という旨の研究結果を発表していました。
研究結果概要
大阪府と大阪府立病院機構「大阪はびきの医療センター」は4日、新型コロナウイルス陽性の軽症患者41人に対し、「ポビドンヨード」の成分を含むうがい薬で1日4回のうがいを実施したところ、唾液中のウイルスの陽性頻度が低下したとする研究成果を発表した。
うがい薬で重症化予防? 新型コロナ、大阪府など研究
注意していただきたいのは、「重症化のリスクを低減する」内容で、「コロナウイルスに感染しない」という効果は現時点では明確になっていません。
1、どんな薬?
【成分】
ポピヨンヨードガーグル液7%(先発品商品名:イソジンガーグル)
1ml中
ポピヨンヨード 70㎎(有効ヨウ素7㎎)
【効果】
消毒薬です!
咽頭炎、扁桃炎、口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防、口腔内の消毒
【メカニズム】
ポピヨンヨードに含まれている、ヨウ素の酸化作用を利用した強力な殺菌力を発揮します。
うがい薬や傷口の消毒、外科手術時の消毒まで医療用としても広範囲に使用されています。
【副作用】
使用してはいけない患者さんとして
【本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者 】となっています。
過剰にヨウソを摂取することで甲状腺ホルモンの合成が抑制され、甲状腺機能低下症を招く可能性があるので、
【甲状腺機能低下症の患者さん、妊娠中・授乳中の女性】は
数日間使用することは大きな問題にはなりませんが、漫然と使用することは避けましょう。
一般的、他の薬と比べても副作用の頻度は低いです。
以下公的文書抜粋
- 0.1~5%未満
- 口腔、咽頭の刺激感等、悪心
0.1%未満
発疹等、口腔粘膜びらん、口中の荒れ等、不快感
重大な副作用(0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等)
【使用方法】
1目盛(2mL)〜2目盛(4mL)を、コップの約1/3の水で薄めて(60ml)、うがいするようにします。
イソジンガーグル液には目安となる「目盛り」がついています。
2、購入方法は?
【市販薬】
明治うがい薬(1ml中ポピヨンヨード70㎎)
【処方箋無しで購入】
病院のお薬が処方箋無しで買える薬局というのが全国に数店存在しています。
大阪:アリス薬局 https://aliceyakkyoku.com/product-list
現在、欠品しておりますが、入荷次第のご予約を承っております。
お気軽にお問合せ下さい。
3、たくさん種類があるけど何が違うの?
医薬品と市販品においては、ポピヨンヨード、ヨウ素の濃度が変わらないため、大きな違いはありません。(添加物が異なります)
また、医薬品の中には、
先発品:「イソジンガーグル」
後発品:「ポピドンヨードガーグル液7%(〇〇会社名)」とたくさんの種類が販売されておりますが、こちらも成分が同量、効果効能も同等のものであるため、安心してご使用ください。
4、問い合わせ
住所:大阪市中央区北久宝寺町2-4-14 1階
電話番号:06-7710-6509
薬剤師 アリス薬局代表
石井 結衣
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