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美肌力をアップさせる腸活

更新日:2021年11月22日

 

美肌力をアップさせる腸活

こんにちは!

処方箋なしで病院の薬が買える薬局(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。

 

アリス薬局のHPはこちら

コロナウイルス感染拡大の影響により、マスクによる肌荒れや在宅勤務による食生活の乱れ、花粉症やアレルギーによる乾燥など、肌トラブルの相談が多くなってきました。

本コラムでは、肌にいい栄養素と美肌力をアップさせる腸活についてご紹介させていただきます。

 

1、美肌に必要な栄養素

肌は、タンパク質と脂質でできています。

美肌を叶えるためには、このタンパク質と脂質の代謝を滞りなく行う必要があります。

  • タンパク質

肌細胞を始め、人の細胞は、日々新陳代謝が行われ、古い細胞は垢となって排出され、新しい細胞が作られています。

この新しい細胞を作るための材料である「タンパク質」が不足すると乾燥や肌荒れの原因に。

高タンパク低脂質の良質なタンパク質が、美肌の材料になります。

食材例:青魚、鶏ささみ、納豆、豆腐など

 

  • ビタミンC(医薬品:シナール)

ビタミンCは肌の弾力の元となるコラーゲンを生成する働きがあります。

また、強い抗酸化作用により、シミの元となるメラニンの生成を抑え、黒くなってしまったメラニンを元を無色に戻す働きもあります。

このことから、ビタミンCの不足は、シミ・たるみ・シワの原因になってしまいます。

またビタミンCは美白だけではなく、人間が生命活動を行う上で、なくてはならない栄養素となります。

ストレスの緩和、免疫力の向上など、ビタミンCは健康を守るために最初に消費されるため、美肌効果を求めるためには、1日1~2gの摂取が必要と言われています。

シナール:1日3錠~最大9錠までお飲みいただけます。

 

  • ビタミンB2(医薬品:リボフラビン)

ビタミンB2は脂質の代謝を助けるビタミンです。

肌や髪、粘膜の再生に役立ちます。

また別名「潤いのビタミン」と呼ばれるほど、肌の潤いにはなくてはならない栄養素です。

リボフラビン:毎食後1回1錠 1日60mgの摂取がおすすめです。

 

  • ビタミンB6(医薬品:ピリドキサール)

ビタミンB6は、タンパク質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。

また、ビタミンB6は美肌に欠かせない睡眠の質や、女性ホルモンの代謝に関わるため、女性には嬉しい効果が詰まった栄養素となっております。

ピリドキサール:朝夕食後1回1錠 1日60mgの摂取がおすすめです。

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2、美肌と腸の関係

上記で、美肌に必要な栄養素をご紹介致しましたが、肌と腸は密接に関係しています。

栄養素は、主に腸から吸収されるため、どれほど肌にいい栄養素を摂ったとしても、腸が汚れていると、栄養素をうまく吸収できず、無駄になってしまいます。

  • 美腸は美肌を叶える

腸がキレイだと、血液もキレイになります。

肌細胞の1つ1つは血液から栄養を得ているため、美腸を保つことは、美肌力アップの秘訣と言えるでしょう。

  • 美腸は脂質代謝をスムーズに整える

腸から吸収された血液は肝臓へ運ばれます。

肝臓は主に脂質代謝と解毒を行っています。

腸内環境が悪化しており、肝臓に運ばれた血液が、便秘や食生活の乱れで汚れていると、肝臓は解毒に力を入れ、脂質代謝をスムーズに行えなくなってしまいます。

脂質代謝がうまくいかないままだと、血液はドロドロになり、それが肌に運ばれると、ニキビや毛穴のつまりの原因に。

腸活を毎日コツコツすることが、トラブル知らずの肌へ導いてくれます。

3、腸内環境を悪化させ美肌に良くない食品とは

  • トランス脂肪酸

アメリカでは、心疾患の原因になるということで2018年から使用が全面的に禁止されていますが、日本では、規定量以内であれば問題ないだろうということで使用されています。

1製品あたりの規定量は問題なくても、他の食品と組み合わせることで、上限を超えてしまうこともあるため、個々人の注意が必要です。

またトランス脂肪酸という名前では含まれていないので以下の原材料が含まれている場合は、肌トラブルの原因にもなるため控えるようにしましょう。

トランス脂肪酸:マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド

パン、ケーキ、揚げ物などに含まれているものがあります。

  • 動物性脂肪酸の多量摂取

動物性脂肪酸にはオメガ6脂肪酸が多く、これが過剰にあると炎症を邪気しニキビや肌トラブルの原因に。また動物性脂肪酸は悪玉菌のエサになるため、腸内環境を悪化させてしまうことにも繋がります。

  • 人工甘味料

「カロリーゼロ」や「糖質オフ」の商品が一般的になりましたが、これらに含まれている人工甘味料は腸内環境を悪化する原因になります。

また糖代謝にも異常をきたすことがわかっています。

糖代謝がうまくいかないと、肌が糖化し、黄色がかったくすんだ肌になってしまいます。

  • 保存料や着色料

保存料や着色料は、善玉菌の働きを抑えてしまうため、腸内環境が悪化し肌トラブルの原因に。すべて排除することは難しいですが、食べる頻度を減らすだけでも腸の負担を減らし、美肌力アップに繋がります。

4、外側からのアプローチ

ここまでは美肌に効くインナーケアについてご紹介させていただきました。

食事や医薬品などインナーケアで、肌質は大いに改善しますが、外側からのアプローチでより透明感のある美肌を手に入れることができます。

美肌におすすめののアウターケア「腸活漢方リンパマッサージ」

身体の老廃物をデトックスしてくれるリンパは、腸に最も多く分布しています。

腸リンパの流れが滞ると、むくみや血流も悪くなります。

顔がむくむと体は痩せていても太っているように見えたり、血流が悪くなると、肌はくすんで見えてしまいます。

よくお風呂上がりにいつもより肌が白くなる現象は誰しもが経験されたことがあるかと思いますが、お風呂に入ることで、リンパ・血流の流れがよくなるため、顔がスッキリとし、透明感のある肌が手に入るのです。

ただお風呂の効果は一時的なものなので、腸リンパなどが詰まりやすくなっていると、すぐにまたくすんでしまいます。

アリス薬局の腸活漢方リンパマッサージでは、全身の7割のリンパが存在する腸をメインにほぐし、蓄積された詰まりを改善することで、帰宅後も長く続く、美肌効果を実感していただくことができます。

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この記事を書いた人

専門家の紹介

薬剤師山田 明里紗

薬剤師
山田 明里紗

製薬会社勤務にて、ビタミン様物質、腸の免疫学的製剤を担当し、「腸」の状態が健康だけではなく、美容や精神面にも大きく影響していることを実感。 その後、インナービュティープランナー、栄養カウンセラーの資格を取得。 現在、アリス薬局にてカウンセリング業務に従事している。
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