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二人目不妊は、なぜ多い?

更新日:2021年12月07日

2人目不妊は、なぜ多い?

こんにちは!

大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。

「そろそろ二人目が欲しいな」と思い、妊活を始めても、なかなか妊娠出来ずに悩んでいる方も少なくありません。第一子を、自然に授かった方でも「もしかして、二人目不妊?」と不安になってしまいますよね。 本記事では、二人目不妊の原因について、詳しくご紹介しています。 二人目不妊でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

二人目不妊とは

悩む女性

そもそも、二人目不妊とは医学用語ではありません。 医学用語では、過去に妊娠・出産経験のある女性が再度、妊娠を希望し、ある一定期間、性交渉を行っているにも関わらず、その後妊娠しない場合を「続発性不妊症」と呼びます。 一方で、これまでに一度も妊娠したことがない女性が妊娠を希望し、ある一定期間、性交渉を行っているにも関わらず、妊娠しない場合は「原発性不妊症」と呼びます。

実は多い「二人目不妊」

実は、二人目不妊は珍しいものではありません。 世界的な20歳〜44歳の統計では、一人目不妊(原発性不妊症)が2%であるのに対し、二人目不妊(続発性不妊症)は10%〜35%と、二人目不妊(続発性不妊症)の方が多いという結果がでているそうです。 (参考:公益財団法人1 more baby応援団「自然妊娠するには二人目は不利?二人目不妊の原因とアドバイス」

なぜ二人目不妊は多いのか

では、なぜ二人目不妊は多いのでしょうか。 ここでは、原因と考えられているものを5つご紹介したいと思います。

原因1.年齢によるもの

まず、二人目不妊となる大きな原因として「加齢」が考えられます。 第一子出産時よりも、第二子の妊娠を希望する時には、必然的に夫婦ともに年齢が上がっています。 さらに、晩婚化の影響もあり、第二子の妊娠を希望する時には、30代後半〜40代になっているというケースも少なくありません。 女性は、加齢と共に、卵子の数や質が低下します。 また、男性も加齢の影響で、精子の質や造精機能が低下し、妊孕力(妊娠させる力)が弱くなるのです。 その他にも、加齢が原因で女性が、子宮筋腫や子宮内膜症、卵管の癒着など、子宮トラブルを患っている可能性もあります。こういった事からも、男女共に加齢が二人目不妊に大きく影響していると言えるでしょう。

原因2.ホルモンの影響

第一子を出産後、女性の体には母乳を作る為の、プロラクチンというホルモンが分泌されます。このホルモンには、排卵を抑制する働きがあるため、授乳中は生理が来なかったり、妊娠しづらい状態になるのです。基本的には、断乳後、生理が再開すればプロラクチンの値は、低下します。しかし、中には、プロラクチンの値が下がらず高いままの方もいるのです。この場合、二人目不妊となる可能性が高いですので、治療が必要になります。

原因3.帝王切開瘢痕症候群

第一子を帝王切開で出産した場合には、帝王切開瘢痕症候群の影響で二人目不妊になる可能性もあります。 帝王切開瘢痕症候群とは、帝王切開の傷が瘢痕化し、そこから出血したり、血液や頸管粘液が子宮内に入ったりすることによってトラブルが生じる状態のことを言います。 帝王切開瘢痕症候群の場合、酷い生理痛や不妊症に繋がる可能性が高いと言われているのです。 子宮鏡下や腹腔鏡下での修復術により、治療することが可能ですので、まずは受診してみることが大切です。

原因4.第一子出産時の癒着胎盤

癒着胎盤とは、妊娠や出産の時に発生する合併症の1つで、胎盤が子宮に強く癒着して剥離が困難になる疾患です。 第一子出産時に、癒着胎盤を経験した方の場合、子宮内膜が薄くなっている可能性があります。 子宮内膜が薄くなると、受精卵が着床しにくくなるため、妊娠しづらくなるのです。

原因5.パートナーとの性交渉の減少

夫婦で悩む

育児や仕事が忙しいことや、加齢などが原因で、夫婦間での性交渉の数が減っていることも、二人目不妊の原因として考えられます。 「二人目が欲しいから」という妊活目的で、排卵日だけを狙って性交渉を持つことは、男性にとっては大きなプレッシャーとなることもあります。 男女共に、プレッシャーやストレスは不妊の要因になりますので、注意が必要です。妊活では、排卵日などを把握しタイミングを計ることも大切ですが、それ以外でも、できる限り性交渉の機会を増やすことをオススメします。

二人目不妊でお悩みなら早めの相談を

二人目不妊だと感じた場合には、できるだけ早く専門医の受診や相談センターで相談されることをオススメします。 基本的に、不妊症で受診する目安は「妊娠を希望し、性交渉を行っているにも関わらず、1年間妊娠しない場合」です。 しかし、二人目不妊(特に妊娠を希望する女性が30歳以降)の場合は、1年間も待たずに半年程、妊娠しなければ受診や相談された方が良いでしょう。 前述の通り、年齢を重ねる程、妊娠できる可能性が低くなります。 そのため、現在の妊活方法が正しいかどうかや、体に異常は無いかなど、一度相談しておくことが大切です。

全国の不妊専門相談センター一覧/厚生労働省

この記事を書いた人

専門家の紹介

薬剤師山田 明里紗

薬剤師
山田 明里紗

製薬会社勤務にて、ビタミン様物質、腸の免疫学的製剤を担当し、「腸」の状態が健康だけではなく、美容や精神面にも大きく影響していることを実感。 その後、インナービュティープランナー、栄養カウンセラーの資格を取得。 現在、アリス薬局にてカウンセリング業務に従事している。

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