アレロックの効果・副作用・市販薬について徹底解説!
更新日:2023年03月02日
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 石井結衣です。
花粉症のシーズンに欠かせないのが、アレルギーのお薬ですよね。
今、日本人の4人に1人は花粉症だと言われています。
花粉症じゃなくても、鼻炎で悩む人も多いですよね・・・
そこで、今回はアレルギーの代表的なお薬「アレロック」の成分や効果について解説していきたいと思います!
ちなみに、アレグラやアレジオンは市販薬にもありますが、アレロックは同成分の市販薬はありません
【成分】
オロパタジン塩酸塩
2.5mgと5mgがあります
【効果】
成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹(じんましん)、皮膚疾患に伴うかゆみ(湿 疹・皮膚炎、痒疹、皮膚瘙痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑)
小児:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹(じんましん)、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、 皮膚瘙痒症)に伴うかゆみ
【メカニズム】
アレロック(オロパタジン)は、抗ヒスタミン薬というグループのアレルギーのお薬です。
ヒスタミンはアレルギーを引き起こす物質の一つで、鼻水や涙などの分泌物を放出するのを促進します。
このヒスタミンは、ヒスタミンの受容体に作用して働きます。
抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが受容体に作用するのを邪魔して、アレルギー症状を緩和します。
【副作用】
眠気・喉の渇き
抗ヒスタミン薬には、古いお薬の「第一世代」と新しいお薬の「第二世代」があります。
第一世代は眠気の副作用が強く、「アレルギーの薬は眠くなる」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、第二世代の抗ヒスタミン薬は、脳への移行性が減り、眠気の副作用は格段に減少しました。
アレロック(オロパタジン)もその第二世代の抗ヒスタミン薬のうちの一つです。
【飲み方】
成人:1回オロパタジン塩酸塩として5mgを 朝及び寝る前の1日2回。
小児:7歳以上の小児には1回オロパタジン塩酸塩と して5mgを朝及び就寝前の1日2回。
【花粉症でのむ場合】
花粉症の場合は、花粉症の症状がピークに達する1週間前にのむことをおすすめします。
症状が軽いうちからのむことで、ピーク時の花粉症の症状を軽減することができます
【市販薬】
アレロックは市販薬がありません。
アレグラやアレジオンはありますが、同じ抗ヒスタミン薬でも、成分が違うので効き目や副作用は違ってきます。
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石井 結衣
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