カロナールは市販で買える?コロナワクチン摂取後の解熱剤!
更新日:2023年03月02日
こんにちは!
大阪で「処方箋なしで病院の薬が買える」アリス薬局の薬剤師 石井結衣です。
新型コロナウイルス感染がまた拡大していて、今のタイミングでワクチンを打ちに行くという方も多いと思います。
そこで心配なのが「副反応」ではないでしょうか。
特に2度目の摂取では高熱が出るとか、頭痛が続くなどと、よく聞かれるのではないでしょうか。
市販薬のタイレノールが売り切れになったり、販売中止の噂があったり、市販薬が簡単に手に入らないのも心配ですよね。
病院では、市販薬のタイレノールやバファリンルナなどに含まれる「アセトアミノフェン」を主成分とする、医療用医薬品(病院で処方されるお薬)である「カロナール」が処方されます。
このカロナールはアリス薬局では病院へ行かずに購入することができます。
そんな、コロナワクチン接種後の解熱鎮痛剤として最もよく使われる「カロナール」ついて、解説していきたいと思います。
カロナールは市販で買えるのか?
いつ飲むのか?何mgを何錠飲むのか?
様々な疑問に薬剤師がお答えします。
目次
1、カロナールの種類とのみ方は?
カロナールは成分の含有量によって分けられ、3種類存在します。
カロナール錠200、カロナール錠300、カロナール錠500です。
カロナール錠200
1錠中にアセトアミノフェンを200㎎含有します。
1回2錠1日3回もしくは、頓服で1回2錠服用します。
カロナール錠300
1錠中にアセトアミノフェンを300㎎含有します。
1回1錠1日3回もしくは、頓服で1回1錠服用します。
カロナール錠500
1錠中にアセトアミノフェンを500㎎含有します。
1回1錠1日3回もしくは、頓服で1回1錠服用します。
2、コロナワクチン接種後の副反応の解熱鎮痛剤としては?
基本的な服用方法は、カロナール錠200を1回2錠服用することですが、コロナワクチン接種後の服用としてはカロナール錠500を1回に1錠服用する場合が多いようです。
ただし,原則として1日2回までとし,1日最大1500mg(500mgでしたら1日3回。続けて服用する際は4~6時間あけて)を限度とする。
また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
コロナワクチン接種による発熱は、接種後1~2日以内に起こることが多いと言われており、接種後は体調を崩される方もいらっしゃるため、ワクチン接種前に常備しておくのが安心です。
3、カロナールの効果は?
効果
1.下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症
2.下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
3.小児科領域における解熱・鎮痛
働き
発熱を下げる作用と痛み止めの作用をもつ解熱鎮痛剤と言われるお薬です。
コロナワクチン接種後の発熱や痛みによく使われています。
4,カロナールの副作用と注意点は?
副作用
頻度はまれではありますが、劇症肝炎、中毒性皮膚壊死融解症などの副作用が起こることがあります。
肝炎などの副作用は、高用量で起こりやすいといわれていますが、痛みを止める場合は最大4000mgまで服用していただけるため、1日1500mg決して多い量ではありません。
このような患者さんは服用注意してください
カロナールの添付文書には以下の患者さんは投与しないこととなっております。
ただし、高齢の方で、肝臓や腎臓の値が低下している方もいらっしゃるかと思います。
その際、「解熱のために飲むお薬がない!」となると、体力も奪われ、回復まで時間がかかってしまいます。
そこで以下の患者さんは、コロナワクチン接種時に、医師に「コロナワクチン接種後、カロナールを服用しても良いか」確認しましょう。
ワクチン接種時には、必ず医師の問診があるため、ワクチン接種後、副反応がでたときの適切な対応を聞いておくと安心です。
1.消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
3.重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
4.重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
5.重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ,心不全が増悪するおそれがある。]
6.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
7.アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる。]
5、コロナワクチン接種後の解熱剤はロキソニンよりカロナールがおすすめ?!
市販薬の解熱鎮痛剤には、様々な種類があります。
ロキソニン、イブ、バファリンなどなど。
しかし、コロナワクチン接種後の解熱鎮痛剤はなんでもOKというわけではありません。
ワクチン接種後の発熱や頭痛、倦怠感などの副反応はワクチンに対する免疫反応の1つであるという考え方から、強い解熱鎮痛薬(ロキソニン)の使用を不安に思われる方もいらっしゃいます。
今回のコロナワクチンとは別のお話にはなりますが、インフルエンザや敗血症ではロキソニンを飲むと死亡率が高くなるという報告があります。
また、お医者さまもコロナワクチン接種後の副反応を抑えるために、一般的にはロキソニンではなくカロナールの処方をされています。
これは、ロキソニンなどのNSAIDsと呼ばれる解熱鎮痛剤のお薬は、炎症を抑制するため免疫細胞が十分に働けない状態になり感染拡大が広まることが示唆されており、カロナールであれば、そういった副反応を回避することができると考えられているためです。
6、 コロナワクチン接種後の副反応対策、国の推奨は?
コロナワクチン接種後の発熱や痛みに市販の解熱鎮痛剤を使用しても良いと言われています。
ただし、他のお薬を内服している場合や激しい痛み・高熱が続く場合などは主治医や薬剤師にご相談ください。
7、カロナールは市販で購入できるのか?
市販薬
カロナールと同じ有効成分の市販薬ですと、タイレノールaというお薬になります。
またタイレノールaは、全国的に品薄になっており入手しにくい状態が続いております。
そして、医薬品のカロナールは市販では購入することが出来ません。
当薬局では、現時点でカロナールの欠品などがないため、すぐにご用意可能です。
家が遠くてご来店いただけない方も、提携の医療機関をご案内して販売することも可能ですので、お困りの方は一度ご相談ください。
処方箋無しで購入
大阪の零売薬局であれば、お医者様の処方されるものと同じカロナールを処方箋なしで購入することができます。
予約は不要で、ご来店いただき、問診票をご記入いただければご購入いただけます。
大阪:アリス薬局カロナールの商品詳細
お気軽にお問合せ下さい。
8、
お問合せ先は?
アリス薬局 堺筋本町店
住所:大阪市中央区北久宝寺町2-4-14 1階
電話番号:06-7710-6509
お気軽にお問合せ下さい。
参考文献
薬剤師 アリス薬局代表
石井 結衣
零売薬局とは?
「処方箋なしで、病院のお薬が買える薬局」のことです。
病院のお薬は、医療用医薬品と呼ばれ、ドラックストアなどで買える一般用医薬品よりも比較的効果の高いものが多いです。
その中で、美肌・美白、アレルギー、胃、肝臓のお薬や解熱鎮痛剤、ビタミン剤、漢方薬などは、病院で処方箋を書いてもらわなくても薬局で直接購入できます。
血圧・糖尿病のお薬や向精神薬など、取り扱いの難しいお薬は、必ず処方箋が必要になります。
購入の流れ
①LINEor問い合わせフォームからお問い合わせ
(直接ご来店でも、もちろん可能ですが、事前に在庫の有無などご相談いただければお待たせすることなくご案内可能です。)
②ご来店
今飲んでいるお薬を確認されたい方は、お薬手帳をお持ちください。
保険証は不要です。(処方箋調剤の場合は必要です。)
③問診票のご記入
今飲んでいるお薬との飲み合わせや既往歴についてご不安な方はこちらでご記入ください。
④お薬の説明
お薬の飲み方や効果について説明差し上げます。
⑤お会計
現金、クレジットカード、交通系電子マネー、QUICPay、ID、paypay、LINEpayがご利用いただけます。
店舗情報
処方箋なしで病院の薬が買える薬局「アリス薬局」梅田店 & salon de Alice
住所:〒530-0002 大阪府大阪市北区曾根崎新地1丁目5-21 松木興産ビル 3階
梅田店 TEL:06-6476-8886
salon de Alice TEL:070-8309-6951
処方箋なしで病院の薬が買える薬局「アリス薬局」堺筋本町店
住所:大阪市中央区北久宝寺町2-4-14 1階
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