肝斑にはトラネキサム酸が効く？効果を徹底解説！

作成日:2023年03月23日

更新日:2023年07月11日

シミが気になって美容レーザーを当てたのに効果が感じられない方必見！それって肝斑（かんぱん）かも？

シミにはいくつかの種類があり、そのひとつに肝斑があります。シミのご相談で薬局に来られるお客様に「レーザーを当てに行ったのに変わらない・むしろ濃くなっている気がする」「肝斑だと思うけどレーザーの痛みが怖くて受けられない」などいろいろなお悩みを聞きます。

シミの治療はシミの種類によって使い分けることが重要で、肝斑にはトラネキサム酸の内服がおすすめです！

トラネキサム酸（先発品：トランサミン錠）は、肝斑の治療にも美白になりたい美容好きの方にも人気のお薬です。

（現在、入荷困難商品ですのでご来店前に在庫の確認をお願いします。）

1 肝斑の特徴は？
2 肝斑の原因は？
3 肝斑はどんな人に出やすい？
4 トラネキサム酸とは？
5 効果が出るまでの期間は？
6 なぜ処方箋なしで購入できるの？
- 6.1 零売（れいばい）ってなに？
- 6.2 本当に病院と全く同じお薬が買えるの？
7 お問合せ先は？

肝斑の特徴は？

・ほとんど左右対称的に出ている

・頬周りを中心に広がっている

・シミ自体がぼんやりしていて輪郭がはっきりしない

・レーザー治療をしたらシミが濃くなった

・妊娠やピルの服用がきっかけで発症した

・妊娠やピルの服用で悪化した　　など

肝斑の原因は？

はっきりと解明されているわけではありませんが、妊娠やピルの服用の関係が指摘されており、女性ホルモンのバランスが影響しているのではないかと考えられています。また、紫外線の影響やお肌の擦れで悪化するとも言われていますので、紫外線対策やお肌をこすりすぎないよう気を付けていきたいですね。

肝斑はどんな人に出やすい？

肝斑が出やすいのは30～50歳くらいの女性です。女性ホルモンの影響が原因として考えられていて、閉経とともに肝斑は薄くなる傾向にあるようです。

トラネキサム酸とは？

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、もともと医療現場では抗炎症薬・止血剤・アレルギーを抑制する薬として使われていました。

肌に効果のある成分として認められるようになったのは1990年代に入ってからで、2002年にはシミの改善に効果のある成分として厚生労働省に認可され、シミの一種でもある肝斑（かんぱん）の治療薬としても、美容医療の現場などで広く使われています。

処方箋なしで購入したい方はこちら

また当薬局ではお肌状態に合わせて、薬剤師による美肌カウンセリングが無料で受けられます。「お肌のために飲みたいけど、いい組み合わせがわからない」という方は是非ご相談ください！

ご相談はこちら：LINEまたはお問い合わせフォームより受け付けております。

有効成分

トラネキサム酸

効果

全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向（白血病，再生不良性貧血，紫斑病など及び手術中・術後の異常出血）

局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血（肺出血，鼻出血，性器出血，腎出血，前立腺手術中・術後の異常出血）

下記疾患における紅斑・腫脹・そう痒などの症状

湿疹およびその類症，蕁麻疹，薬疹・中毒疹

下記疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹などの症状

扁桃炎，咽喉頭炎

口内炎における口内痛および口内粘膜アフター

働き

トラネキサム酸は、シミのもとであるメラニン色素を作る上で不可欠な「プロスタグランジン」などの物質を抑えることでシミ予防効果を発揮します。

本来は止血剤ですが、肝斑やそばかすに効果があると認められるようになりました。

用法及び用量

トラネキサム酸として、通常成人1日750㎎～2000㎎を3～4回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

過敏症　0.1％未満・・・そう痒感、発疹等

消化器　0.1〜1％未満・・・食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、胸やけ

その他　0.1％未満・・・眠気

このような副作用の可能性があります。

効果が出るまでの期間は？

トラネキサム酸の服用を考えられている方が１番気になるところかと思います。

まれにトラネキサム酸の効果を早く感じられる方もいますが、ほとんどの方は4週～8週で効果が出たとの報告があります。即効性は期待できませんが、ゆっくりと改善していくお薬だと言えます。すぐに服用を中止せず8週間を目途にお肌の様子を見ていただくとよろしいかと思います。

なぜ処方箋なしで購入できるの？

零売（れいばい）ってなに？

アリス薬局は、零売（れいばいという専門的なサービスを行っている薬局です。

医薬品の中には、ドラックストアなどで購入できるOTC医薬品（市販薬）・一般用医薬品と病院で医師から処方される「医療用医薬品」があります。医療用医薬品の中でも、約半数は「処方箋医薬品」と呼ばれ必ず医師の診断・処方が必要なお薬ですが、残りの約半数は「処方箋医薬品以外の医薬品」と呼ばれ薬局で直接販売が可能なお薬です。このように、薬局で販売可能な医療用医薬品を処方箋なしで直接買える専門的な薬局を「零売薬局」といいます。