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不妊症の原因に?女性特有の病気について

更新日:2021年12月17日

女性特有の婦人科系の病気について

こんにちは!

大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。

 

子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮筋腫の3つは、生理の量が多くなったり、生理痛がひどいといった、共通点がある、婦人科系の代表的な疾患です。

放っておくと、重い症状をきたし、生活に支障をきたす疾患になることもあります。また、不妊症の原因にもなりうるため、早めに治療することがおすすめです。

子宮腺筋症と子宮内膜症は、どちらもエストロゲンという女性ホルモン依存性の疾患であります。

両疾患とも子宮内膜組織が増殖することにより、引き起こされますが、子宮腺筋症では、子宮内(子宮筋層内)で増殖し、子宮内膜症は、子宮外(子宮内腔面以外)で増殖するという違いがあります。

子宮腺筋症

子宮腺筋症とは、何らかの原因により子宮内膜様組織が、子宮筋層内に直接浸潤し、エストロゲン依存性に増殖するものと考えられます。

子宮内膜症と同様に、子宮内膜様組織が月経のたびに増殖を繰り返し様々な症状を呈します。

好発年齢

30歳代後半~40歳代の出産経験のある女性

特徴

生理中の激しい痛み、生理の量が多い、生理の期間が長い

治療

痛み止め、ホルモン剤等

過多月経に伴う鉄欠乏性貧血には、鉄剤を投与する。

場合によっては手術で切除する

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮内膜様組織が子宮内腔面以外に生じる疾患。特に子宮周囲(ダグラス窩、卵巣、腹膜など)に発生することが多い。

好発年齢

20~40歳代

特徴

不妊、生理中の激しい痛み、慢性骨盤痛、性交痛、排便痛

治療

ホルモン剤、漢方薬

場合によっては手術で切除する

リスク因子

早い初経、過長・過多月経、月経周期の短縮、妊娠経験が少ない女性

子宮内膜症は発症する部位によって、「腹膜病変」「卵巣子宮内膜症(卵巣チョコレートのう胞)」「深部子宮内膜症(ダグラス窩・深在性子宮内膜症)」「多臓器子宮内膜症」のえつに分けられます。

分類

腹膜病変 自覚症状がないことが多く、腹腔鏡で確認します。大きさは小さく、数カ所に散らばっているため、一つひとつ取り除いていく手術が一般的になります。
卵巣子宮内膜症 自覚症状が強く、卵巣が肥大し、卵管の閉鎖をきたすこともあります。のう胞のなかみだけ摘出し、卵巣を温存する方法や、卵巣を全て摘出する方法があります。
深部子宮内膜症 子宮と直腸の間にあるダグラス窩に高頻度で発現します。排便すると後ろに響くような痛みや性交痛が生じます。手術で病巣を摘出する方法があります。
多臓器子宮内膜症 直腸、尿管、膀胱など、内幕症は全身どこにでも発生します。病変を取り除く手術があります。

主に薬物療法か手術療法に別れます。

治療方針は、年齢や症状の度合い、病変部位、重症度、挙児希望の有無によって決定されます。

初期であればホルモン剤を服用することで、病巣を小さくするあるいは、それ以上大きくならないようにしたり、漢方薬を飲んで、ホルモンバランスを整えることも可能です。

いずれも血の滞りによって起こるため、血の巡りを良くする漢方を併用することも有効になります。

参考資料

倉敷成人病センター

http://www.fkmc.or.jp/

子宮筋腫

子宮筋層を構成する平滑筋に発生する良性腫瘍で、発生増大にエストロゲンが関与するエストロゲン依存性疾患です。婦人科疾患の中で最も多く、生殖年齢の女性の20~30%にみられます。ほとんどは子宮体部に発生し、多発することがあります。悪性化することは稀です。

好発年齢

30~40歳代

症状

鉄欠乏性貧血、生理の量が多い、不正出血、月経困難症、不妊

治療

明らかに良性で、無症状、挙児希望がない場合は3~6ヶ月の検診で経過観察していきます。

その他、ホルモン剤での治療や筋腫を摘出する手術、子宮を全部摘出する手術などもあります。

【中医学の考え方と対処法】

中医学における治療法

中医学では、子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科系の病気を含むものは、いずれも女性ホルモンのバランスの乱れや瘀血(血の滞り)が原因の一つになっていると考えられているます。

まずは、この瘀血を除去することが大切です。

以下の症状はありませんか?

✓唇が紫っぽい、顔色がどす黒い

✓月経が黒ずんでいる

✓生理痛がある

✓便が黒い

✓皮膚がざらついている・さめ肌である

✓目にくまができる

✓シミ・そばかすが多い

✓アザができやすい

✓関節痛、手足がしびれることがある

✓頭痛、肩や首筋がこる

✓手足が冷える

上記のような症状を併せ持つかたは、漢方薬を飲むことで、体の内側から、整えていくことが可能です。

この記事を書いた人

専門家の紹介

薬剤師山田 明里紗

薬剤師
山田 明里紗

製薬会社勤務にて、ビタミン様物質、腸の免疫学的製剤を担当し、「腸」の状態が健康だけではなく、美容や精神面にも大きく影響していることを実感。 その後、インナービュティープランナー、栄養カウンセラーの資格を取得。 現在、アリス薬局にてカウンセリング業務に従事している。

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