お父さん、お母さんになるための基礎知識
更新日:2021年12月17日
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。
ここ数年で「妊活」という言葉が、一般的な言葉として浸透してきました。
昔とは違い「赤ちゃんが欲しい。」と思ってもなかなか授かれないカップルが増えてきています。
その背景は、男性も女性も年齢とともに生殖器も老化し妊娠しにくくなったり、食の欧米化や独身世帯での食の偏り、仕事や人間関係様々なストレスなど、様々な原因があります。
女性の社会進出にともない、働き方や生き方が大きく変化し、50代以上で結婚する女性も増えてきています、医療が進化し、不死の病であると考えられてきた病気の治療法が見つかったり、「人生100年時代」ともいわれる時代になりましたが、女性の初潮、閉経の年齢は昔と変わらず、人間の体自身は、進化していません。
今、妊活と考えると、面倒な基礎体温を図って、排卵日をチェックする、排卵日前後には性行為をし、健康に気をつけ、サプリを飲んでと…知識がつけばつくほど苦しく、一生懸命「活動」しないと思っている人が多いかもしれません。
しかし、妊活において一番大切なのは、お母さん・お父さんになる方の心です。
まずは、頭でっかちにならず、肩の力をぬいて、夫婦生活を楽しむことが一番の近道です。
◆1◆
初潮が始まると、一人前の卵子にそだったものが約1ヶ月に1個だけ排卵されます。
◆4◆
排卵後の卵子の受精能力は、6時間から長くて1日程度。
精子が生きていられるのは3日間程度と言われています。
また、着床しても出産までに至る確率は4回に1回と言われています。
◆80◆
男性の精巣では約80日間かけて精子がつくられ、10日ほど生きています。
◆400◆
女性が一生の間で排卵する卵子は、毎月生理があるとしても400~500個です。
◆1億◆
精子は毎日1億個ほど新しく作られます。
1回の射精で1~3億個の精子がでてきますが、卵子までとどくのはわずか100~1000個。
さらにその中でも1個の精子だけが、卵子に入り、受精することができます。
私達の命が誕生することは、たくさんの奇跡の重なりで、とても尊いということに感謝しましょう。
テキスト
薬剤師
山田 明里紗
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