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妊娠前に受けておきたい検査【性病編】

更新日:2021年07月26日

妊活を始めるなら、まずは赤ちゃんを迎えるために、健康的な体作りが大切です。

現在、特に症状が無く「私は元気!健康体だ!」と思っていても、実は何かしらの病気に感染しているケースもあります。

そのため、検査で、自分自身の体の状態をチェックしておくと良いでしょう。

妊娠前に受けておきたい検査はいくつかありますが、本記事では【性病検査】について、ご紹介したいと思います。

妊娠前に性病検査を受けておくべき理由

性病検査と聞くと、抵抗がある方も多いようです。

しかし、実際は、ブライダルチェックに性病検査が含まれていることも多く、妊娠前には調べておくべき項目だと言えます。

妊娠前に、性病検査を受けておくべき最大の理由は、性感染症(STD)の中には、妊娠や出産に影響を与えるものも多いからです。

性病に感染していることが原因で、不妊や早産、流産に繋がることもあります。

さらに、生まれてくる赤ちゃんに感染してしまう可能性もあるのです。

こういったことからも、これから妊娠を希望する方は、性病検査を受けることをオススメします。

妊娠前に受けておきたい性病検査の種類

性感染症(STD)には、たくさんの種類がありますので、全ての性病を検査するというのは、現実的とは言えません。

数多くの性感染症(STD)の中でも、特に、妊娠や出産に影響を与えるもので、さらに自分では気づきにくいものについては、妊娠前に検査を受けておくべきです。

ここでは、妊娠前に受けておきたい3つの性感染症(STD)について、詳しくご紹介したいと思います。

クラミジア

クラミジア(正式名称は性器クラミジア感染症)とは、性行為を通じて感染する性感染症(STD)の一種で、病原菌は、クラミジアトラコマチスという微生物です。

日本で最も多い性感染症(STD)は、この性器クラミジア感染症だと言われています。

症状

【女性】

女性はクラミジアに感染しても、ほとんど症状が出ないことが多いです。

ただし、子宮頸管や子宮内膜、卵管、腹腔などで炎症が起きていますので、下記のような症状が出ることもあります。


・おりものの増加

・不正出血

・下腹部痛

・性交時の痛み


【男性】

男性は、女性よりもクラミジアの症状に気づきにくいと言われています。

ただし、感染してから1〜2週間の初期の頃は、尿道炎が起こりますので下記のような症状が出ることがあります。


・排尿痛(または熱を伴う)

・尿道から膿がでる(膿は透明から乳白色で粘り気がない)

妊娠に与える影響

男女ともに、症状を感じにくい性病のため、発見が遅れやすいです。

実際に、妊婦健診でクラミジアを発見される人が、3〜5%いるということもわかっています。

妊婦がクラミジアに感染している場合、早産の原因となる可能性があります。

また、分娩時に赤ちゃんが産道を通ることで、赤ちゃんにクラミジアが感染し、結膜炎や肺炎を発症する可能性もあるのです。

さらに、妊娠前にクラミジアに感染し、症状が酷くなると、着床障害や卵管障害、卵巣と腹膜組織の癒着などが起こり、不妊症に繋がることもあります。

男性の場合も、クラミジアの症状が進行すると、精巣上体炎などが起こり、不妊症を引き起こすリスクが高くなるのです。

検査費用

・病院で検査を受ける場合は約8,000円〜10,000円程度(診察料等を含む)

・保健所で検査を受ける場合は無料。

ただし、検査を受けられる曜日や時間等が決められているので要確認。

検査を受けられる場所や条件などについては、下記をご確認ください。

HIVE検査・相談マップ

検査方法

クラミジアの検査方法は、大きく分けて2種類あります。

1つ目は「抗原検査」で、性器への感染の場合、男性は尿、女性は腟分泌液を採取し検査を行います。

抗原検査で陽性と判断された場合は、現在クラミジアに感染しているということです。

2つ目は「抗体検査」で、男女ともに血液を採取して検査を行います。

抗体検査で陽性と判断された場合は、現在クラミジアに感染しているか、過去に感染していたということです。

淋病

淋病(正式名称は淋病感染症)は、Neisseria gonorrhoeaeへの感染によっておこる性感染症(STD)です。

基本的には、性行為によって感染します。

オーラルセックスによって、女性の喉に感染するケースもあります。(咽頭淋病感染症)

症状

【女性】

女性の場合、淋病に感染してもほとんど症状が出ません。(約80%は無症状)

ただし、下記のような症状が起こることもあります。


・おりものの増加

・おりものの色が黄緑

・外陰部のかゆみや腫れ

・不正出血

・頻尿

・排尿痛

【男性】

男性の場合、性器淋病に感染すると、歩けないほどの激痛を伴うことがあります。

痛みの他にも、下記のような症状が見られます。


・多量の膿が出る

・尿道のかゆみ

・尿道に熱をもつ

・排尿痛


【咽頭淋病感染症】

咽頭淋病感染症の場合は、男女ともに症状が軽く気づかないことも多いです。

ただし、下記のような症状が起こることもあります。


・喉のイガイガ

・風邪のような症状

・喉の痛みや腫れ

妊娠に与える影響

女性が性器淋病に感染し、症状が悪化した場合、子宮外妊娠や不妊症に繋がる可能性があります。

また、妊婦が淋病に感染している場合、出産時の産道感染により、赤ちゃんが結膜炎を発症する可能性もあるのです。

さらに、男性が性器淋病に感染し、症状が悪化した場合、前立腺炎や精巣上体炎などに繋がる可能性があります。

これらが完治しないと、最悪の場合、無精子症となり、不妊の原因となりますので注意が必要です。

検査費用

・約8,000円〜10,000円程度(診察料等を含む)

淋病の検査は、保健所では受けられないため病院で受ける必要があります。

男性は泌尿器科、女性は産婦人科などで受けることができます。

検査方法

・性器への感染の場合、男性は尿、女性は腟分泌液を採取し検査を行います。

・咽頭への感染の場合は、うがいによる検査を行います。

梅毒

梅毒とは、梅毒トレポネーマという病原体への感染によって起こる、性感染症(STD)の一種です。

日本では2013年頃から、患者数が男女ともに増加しており、特に若い女性の間での増加が目立っています。

症状

梅毒の症状は、1期・2期・後期の3段階に分けられます。


【1期(感染〜約3週間)】

・感染した部位(陰部や肛門、口など)に、しこりや潰瘍

・股の周囲のリンパ節の腫れ

・痛みがなく自然に症状が消える(ただし治ったわけではない)


【2期(感染して1〜3ヶ月)】

・手のひらや足の裏、全身に赤い発疹(梅毒性バラ疹)

・痛みやかゆみは無く自然に消える


【後期(感染して数年〜数十年)】

・体中(皮膚や筋肉、骨など)に柔らかいゴムのような腫瘍

・大動脈瘤や髄膜炎、神経障害など重篤な状態になる可能性も(最悪の場合、死に至る)

妊娠に与える影響

妊婦が梅毒に感染している場合、胎盤を経て胎児に感染する先天梅毒の原因となります。

胎児が先天梅毒に感染した場合、早産や死産、新生児死亡、奇形などのリスクが高くなるため注意が必要です。

また、出産時に異常がなくても、成長段階で何らかの病気を発症するケースもあるようです。

検査費用

・病院で検査を受ける場合は約8,000円〜10,000円程度(診察料等を含む)

・保健所で検査を受ける場合は無料。

ただし、検査を受けられる曜日や時間等が決められているので要確認。

検査を受けられる場所や条件などについては、下記をご確認ください。

HIVE検査・相談マップ

検査方法

・男女ともに血液を採取し、検査を行います。

妊活を始めるなら女性も男性も性病検査を

妊活を始めるなら女性も男性も性病検査を

今回ご紹介したように、性病の中には、妊娠や出産に影響を与えるものもあります。

さらに、自分では気づきにくいものもあるため、妊娠前に性病検査を受けておくことが大切です。

性病検査は、女性だけでなく、パートナーの男性も一緒に受けることをオススメします。

万が一、性病に感染していても、早期発見し適切に治療を行えば、問題なく妊娠・出産できることも多いです。

そのため、これから妊活を始める方や現在、妊活中の方は、一度、性病検査を受けてみてはいかがでしょうか。

参照:梅毒とは/NIID国立感染症研究所 

参照:淋病感染症とは/NIID国立感染症研究所 

参照:性器クラミジア感染症とは/NIID国立感染症研究所 

参照:クラミジアの解説/STD研究所 

参照:淋病の解説/STD研究所 

参照:梅毒の解説/STD研究所 

参照:梅毒に関するQ&A/厚生労働省 

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