妊活中の運動はOK?妊活中にオススメの運動
更新日:2021年12月14日
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。
妊活中、体作りのために、運動を始めるという方も多いですよね。 一方で「妊活中に運動してもいいの?」と不安を感じている方も、少なくないようです。 そこで本記事では、妊活と運動の関係について、ご紹介したいと思います。 妊活中にオススメの運動についても、紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
妊活中の運動はOK!但し、激しい運動はNG
妊活中の運動は、妊娠しやすい体作りの為にも必要だと言われています。 ただし、激しい運動は避けた方が良いでしょう。 妊娠初期は、流産などを防ぐ為にも、安静にすることが大切です。 しかし、妊活中に激しい運動を行っていると「妊娠に気が付かないまま体を動かしてしまう」というリスクもあるからです。 また、激しい運動は、卵子の老化に繋がる可能性もあります。 そのため、妊活中は激しい運動を避け、無理なく体を動かすようにしましょう。
妊活中に運動を取り入れるメリット
前述の通り、激しい運動を除けば、妊活中に運動を取り入れることは大切です。 ここでは、妊活中に運動を取り入れることで、どのようなメリットがあるのかについて、ご紹介したいと思います。
血行促進
運動には、血行を促し、血流を良くする効果があります。 血流が悪いと、冷え性の原因にもなりますし、妊娠にも悪影響を与えます。 血流を改善し、子宮の血流が良くなると、子宮内膜が厚くなり、妊娠しやすい体へと繋がるのです。 そのため、妊活中は適度な運動で血行を促進し、体全体の血流を良くしておくことが大切です。
自律神経の安定
妊娠しやすい体作りのためには、心身共に、リラックスした状態が望ましいです。 しかし、ストレス社会と呼ばれる現代では、多くの人がストレスを抱えていて、自律神経が乱れやすくなっています。 ホルモンバランスの乱れは、ストレスが原因となっていることもあるのです。 そのため、妊活中は、自律神経のバランスを整え、安定した精神状態を保つことが大切です。 適度な運動には、自律神経のバランスを整える効果があり、ストレス解消にも繋がりますので、妊活中の女性にオススメです。
体重管理
妊活中は、太り過ぎも痩せ過ぎも、よくありません。 太り過ぎが原因で、排卵が正常に起こらなくなることもあります。 また、痩せ過ぎていても、栄養不足によって無排卵になる可能性があるのです。 そのため、妊活中は、できるだけ適正体重を維持することが大切です。 太り過ぎている場合は、運動を取り入れることで、脂肪燃焼による体重の減量が期待できます。 痩せ過ぎている場合でも、運動を取り入れることで、筋肉量増加による体重の増量が見込めます。 妊活中は体重管理のためにも、適度な運動を心がけましょう。
妊活中にオススメの運動
妊活中は、激しい運動ではなく、無理なく続けられる有酸素運動がオススメです。 中でも、妊活中にオススメの有酸素運動を3つ、ご紹介したいと思います。
ウォーキング
1つ目は、ウォーキングです。 「疲れた」と感じる程、歩く必要はありません。 「気持ちいいな」と感じる程度の速度と時間で、ウォーキングを行うと良いですよ。 ・普段は自転車で行く場所に、歩いて行く ・最寄り駅の一駅手前で降りて、歩いて帰る 上記のように、普段の生活にウォーキングを取り入れることで、無理なく続けやすいでしょう。
ストレッチ
2つ目は、ストレッチです。 ストレッチは、普段、運動習慣が全く無い方でも取り入れやすい運動の1つです。 入浴後に、ストレッチを取り入れることで、より血行促進効果を感じることができます。 「運動が嫌い」「今まで殆ど運動をしたことがない」という方は、まずストレッチから始めてみてください。 少しづつ、体を動かすことが楽しくなってくるかもしれませんよ。
ヨガ
3つ目は、ヨガです。 「妊活ヨガ」という言葉があるように、ヨガは妊活中の女性に人気の運動です。 実際に、妊活ヨガを行っている産婦人科やスポーツジムなども多く、比較的取り組みやすいのではないでしょうか。ヨガは、呼吸を整えながら様々なポーズをとることで、体だけでなく心の緊張をほぐし、自律神経を整える効果があると言われています。ヨガのポーズには、初心者向けの簡単なものから、上級者向けの難易度の高いものまで様々な種類があります。 まずは、ご自身が無理なくできる、簡単なポーズから始められてみては、いかがでしょうか。
妊活中は無理のない運動を
今回ご紹介したように、妊活中に有酸素運動を取り入れることは、血行促進や自律神経の安定など、様々なメリットがあります。 ただし、運動を取り入れたからといって、必ず妊娠に繋がるというわけではありません。 また、運動することがストレスになってしまっては、逆効果です。そのため、無理や負担にならない範囲で、ご自身に合った運動方法を見つけてみてくださいね。
薬剤師
山田 明里紗
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