不妊治療の正しいステップアップ!
更新日:2021年12月17日
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。
不妊症治療ステップアップ
不妊症は原因に応じた治療を行いますが、男性不妊・女性不妊・その他原因不明なものが多く、悩んでいる方も多いといったのが現状となります。
一般的な治療の流れは、タイミング法、排卵誘発法、人工授精、体外受精などステップして行きます。
基礎体温の記録
どの治療においても、基礎体温をつけることで、経時的に女性ホルモンの分泌状態や排卵を知ることができます。基礎体温表をつけることは不妊治療の基本となります。
タイミング法、排卵誘発法、人工授精などの一般不妊治療で妊娠されなかった方に対しては
腹腔鏡検査が行われます。
タイミング法
妊娠しやすいとされている夫婦生活のタイミングは排卵日2前~排卵日にかけてと言われています。
経膣超音波検査により、卵巣内の卵子の入っている袋である卵胞の大きさを測定することで、排卵日前後であるかを確認します。
通常卵胞がチョッケチ20ミリくらいになると排卵するとされているため。これを元に排卵日を推定します。
補助的に、尿検査(尿中のホルモン)を検査して、排卵日を正確に予測する方法もあります。
腹腔鏡検査
比較的簡単な手術とされています。
腹腔内の状態(子宮、卵管、卵巣)を直接観察する方法です。
この検査により、卵管の詰まりや癒着、子宮内膜症等の検査、サイン団、治療を同時に行うことがきます。
排卵誘発法
排卵誘発剤(飲み薬もしくは注射剤)を用いて卵胞(卵子)を発育させ、排卵を促す方法を排卵誘発法といいます。
人工授精や体外受精と併用することで妊娠率が上がるとされていますが、何度も卵胞を刺激してしまうと、卵巣が疲れてしまうというデメリットがあります。(卵巣過剰刺激症候群) その場合、一度西洋薬による不妊治療をお休みして、漢方薬で、体の巡りを良くし、一度疲労した子宮のケアをすることも大切です。
薬剤師
山田 明里紗
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