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不妊の原因にも!妊娠前に甲状腺の検査を

更新日:2021年07月26日

甲状腺の疾患は女性に多く、妊娠や出産にも影響を与えます。

不妊の原因にも繋がりますので、妊活中の女性は特に注意が必要です。

本記事では、妊娠前に検査していただきたい【甲状腺】について、ご紹介したいと思います。

甲状腺とは?

甲状腺は、首の下の方(のどぼとけの下辺り)についている小さな臓器のことです。

甲状腺は、甲状腺ホルモンを産生・分泌・調整しており、様々な臓器機能の働きを助けています。

甲状腺ホルモンの役割

甲状腺ホルモンには、下記のような役割があります。


・体温調整

・基礎代謝の調整

・心拍や血管のバランスを整える

・卵胞の成長

・性交能力の維持

・消化器系のバランスを整える

・思考や反射のバランスを整える


このように、甲状腺ホルモンは、人間が健康的に生活するために、多くの役割を担っているのです。

甲状腺機能低下症とは?

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンが不足している状態のことで、女性に多い疾患です。

成人してから発症するケースが多く、40歳以降の女性の約1%が発症すると言われています。

症状

甲状腺機能低下症の場合、下記のような症状が出ることがあります。

甲状腺機能低下症


・疲労感

・だるさ

・汗をかかない

・体重増加

・食欲不振

・寒気

・無気力

・眠気

・記憶力の低下

・皮膚の乾燥

・脱毛

・むくみ

・便秘

・無月経

・無排卵

・不妊症

原因

甲状腺機能低下症の原因は、大きく3つに分けることができます。

原発性甲状腺機能低下症

原発性甲状腺機能低下症は、甲状腺自体に原因があり、ホルモンの合成と分泌が低下している状態のことです。

原発性甲状腺機能低下症の原因には、下記のようなものが挙げられます。


・橋本病

・ヨウ素(ヨード)過剰摂取

・先天性甲状腺機能低下症

・薬物による影響

・バセドウ病等の手術による影響

・甲状腺浸潤性病変

中枢性甲状腺機能低下症

中枢性甲状腺機能低下症は、甲状腺には異常が無いのに、ホルモンの合成と分泌が低下している状態のことです。

中枢性甲状腺機能低下症の原因には、下記のようなものが挙げられます。


・脳腫瘍

・脳外傷

・くも膜下出血

・脳外科手術による影響

・ラトケのう胞(脳の病気)

・下垂体前葉機能低下症

・自己免疫性下垂体炎

甲状腺ホルモン不応症

甲状腺ホルモン不応症は、上記の2つの原因とは大きく異なります。

上記2種は、甲状腺でのホルモンの合成と分泌が低下しているのに対し、甲状腺ホルモン不応症の場合は、甲状腺ホルモンは血液中に十分に供給されているにも関わらず、ホルモン作用が発揮されていない状態なのです。

甲状腺ホルモン不応症は、先天性の病気で、難病指定されています。

全世界での患者数は、3,000人以上だと言われていますが、4万人に1人くらいの割合で発症するという論文も発表されており、この病気に気づいていない人も多いのではないかと言われているのです。

妊娠に与える影響

前述の通り、甲状腺ホルモンは生殖器系にも影響を与えます。

つまり、妊娠にも関係しているということです。

卵胞の成長には、甲状腺ホルモンが必要です。

甲状腺ホルモンが十分でないと、卵胞が成長しないため、排卵が起こりません。

つまり、甲状腺機能が低下することで、無排卵や無月経になる可能性があるのです。

無排卵や無月経の状態が続くと、不妊症にも繋がります。

甲状腺機能の検査について

甲状腺機能の検査方法や、必要な費用については下記の通りです。

検査方法

・尿検査

・血液検査

・超音波検査(エコー検査)

検査費用

・2000円〜8000円程度

妊活するなら甲状腺機能の検査を

今回ご紹介したように、甲状腺の病気は女性に多く、妊娠や出産にも大きな影響を与えます。

そのため、ブライダルチェック等の項目に、甲状腺機能の検査が含まれていることも多いのです。

現在、妊活中の方、これから妊活を始める方は、ぜひ【甲状腺機能】の検査を受けてみてください。

参照:甲状腺ホルモン不応症(指定難病80)/難病情報センター 

参照:甲状腺機能低下症/日本内分泌学会 

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