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妊娠中、コーヒーはダメ?妊娠中ダメなこと・食べ物!

更新日:2021年12月17日

妊娠中にダメなこと、ダメな食べ物

こんにちは!

大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。

 

アルコール

アルコールの代謝物であるアルデヒドが、胎盤を通過し、胎児細胞の増殖や発達を障害すると考えられています。

妊娠初期の器官形成期では特異顔貌や種々の奇形が生じ、妊娠中後期では胎児発育遅延や中枢神経障害が生ずることが明らかになっているため、妊娠全期間を通してお酒は控えましょう。

日本産婦人科医会・先天異常委員会委員では、

「一日のアルコール摂取量15ml(ビール350ml 缶1本) 未満なら、胎児への影響は少ない。90ml 以上だと発生が明らかに高くなる。」

アメリカ小児科学会

「一切飲まないに越したことはない」と勧告しております。

タバコ

タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があります。

血管が収縮することで、胎児に送られる血液量が減ってしまい、必要な栄養が十分に送られなくなってしまいます。

この結果、低体重で生まれるリスクや、流産のリスクを高めてしまうため、タバコは控えましょう。

1日に20本以上喫煙する妊婦と、非喫煙の妊婦に比べ、3人に1人が低体重であることが統計で明らかになっています。

また流産する可能性も2倍に上がるため、タバコ以外のリフレッシュ方法を探しましょう。

コーヒーの摂取

コーヒーなどは絶対だめというわけではなく、1日1~2杯程度であれば問題ありません。

血管収縮作用

タバコに含まれているニコチンと同様、血管収縮作用があるため、胎児へ送られる血液量が減少してしまいます。

中枢神経興奮作用がある

妊娠末期には代謝速度が1/3になり、妊婦さんの体に長く残ることになります。

カフェインは胎盤を通過し、胎児に行こうするため、お母さんの同じ血液濃度になりますが、胎児の代謝機能が未熟なためカフェインを排泄できる胎児の体内に高濃度のカフェインがとどまってしまいます。

カフェインが大量に体の中に入ると、精神興奮、筋緊張、頻脈などがみられるため胎児によくありません。

ミネラルの吸収を妨げる

コーヒーや緑茶に含まれているタンニンが鉄の吸収を妨げる。

カフェインがカルシウムを尿と一緒に排出してしまう。

 

またカフェインは母乳中にも以降するため、授乳中、多量に摂取すると赤ちゃんがイライラしたり、落ち着きがなくなったりすることがあります。

これらのデータは、カフェインを大量に摂取したときのデータになりまうので、1日カフェイン量として150mgなら問題ありません。

コーヒー1杯・・・100~150mg

紅茶1杯・・・75mg

コーラ1本350ml・・・40~60mg

ココア1杯・・・10~20mg

煎茶・ウーロン茶1杯・・・40~50mg

麦茶1杯・・・0mg

煎茶やウーロン茶にも含まれているため、日頃からたくさんお茶を飲まれる方は、お水や麦茶にシフトしましょう。

この記事を書いた人

専門家の紹介

薬剤師山田 明里紗

薬剤師
山田 明里紗

製薬会社勤務にて、ビタミン様物質、腸の免疫学的製剤を担当し、「腸」の状態が健康だけではなく、美容や精神面にも大きく影響していることを実感。 その後、インナービュティープランナー、栄養カウンセラーの資格を取得。 現在、アリス薬局にてカウンセリング業務に従事している。

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