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妊娠中の高血圧による影響と予防

更新日:2021年07月26日

妊活中や妊娠中は、健康管理がとても大切です。

特に、妊娠高血圧は母体だけでなく、胎児にも影響を与えるため注意しなければいけません。

本記事では、妊娠高血圧について、詳しくご紹介したいと思います。

妊娠高血圧症候群とは?

妊娠高血圧症候群は、妊娠時に高血圧を発症することで、妊婦さんの約20人に1人の割合で起こると言われています。 (妊娠前から高血圧の場合や、妊娠20週より前に高血圧を発症した場合は「高血圧合併妊娠」と言います)

さらに、妊娠高血圧症の方で、尿中に蛋白が0.3g以上(1日あたり)出た場合は「妊娠高血圧腎症」と呼びます。

原因

妊娠高血圧症候群の原因は、まだはっきりとわかっていません。

全身の血流が悪くなることや、血管の損傷など様々な原因が考えられています。

原因の1つとして、胎盤形成時に血管がうまく発達せず、その結果、胎盤に多くの血液を流そうとすることで高血圧になるのではないかとも言われているのです。

症状

妊娠高血圧症候群は、自覚症状がほとんどありません。

そのため、妊婦健診で発覚するというケースが多いです。

場合によっては「酷い手足のむくみ」といった症状が出ることもあります。

検査方法

妊娠高血圧症候群の検査は、尿検査と血圧測定によって診断します。


・6時間以上あけて2回以上収縮血圧が140mmHg以上(重症の場合、160mmHg以上)

・拡張期血圧が90mmHg以上(重症の場合、110mmHg以上)


上記のいずれか、または両方が見られる場合、高血圧と診断されます。

これに加え、尿中の蛋白が0.3g以上(1日あたり)確認された場合は、蛋白水が認められ「妊娠高血圧腎症」と診断されるのです。

妊娠高血圧症候群が与えるリスク

妊娠高血圧症候群は、胎児や母体に、下記のような危険を及ぼすことがあります。

胎児に与える影響

・胎児の発育が悪くなる(胎児発育不全)

・出産前に胎盤が剥がれて、胎児に酸素が届かなくなる(常位胎盤早期剥離)

・胎児の状態が悪くなる(胎児機能不全)


これらは最悪の場合、胎児死亡にも繋がるため大変危険だと言えます。

母体に与える影響

・むくみ

・脳出血

・けいれん発作

・肝臓、腎臓の機能障害

・HELLP症候群(肝機能障害に溶血と血小板減少を伴う)


特に、妊娠34週未満で発症する早発型の方は、重症化しやすいため注意が必要です。

妊娠高血圧症候群になりやすい人

前述の通り、妊娠高血圧症候群は原因がはっきりわかっていません。

ただし、下記のような方は、妊娠高血圧症候群になるリスクが高いと言われています。


・妊娠前から、糖尿病や高血圧、腎臓に疾患がある

・肥満体である

・40歳以上の妊婦

・妊婦の家族に高血圧の人がいる

・多胎妊娠

・初産

・妊娠高血圧症候群の経験者

上記に当てはまる方は、より注意が必要だと言えるでしょう。

妊娠高血圧症候群の治療法

妊娠高血圧症候群の治療法は、症状の重さや妊娠週数、胎児の状態などによって異なります。

軽症の場合

軽症の場合、基本的には薬を使用しません。

自宅での安静や、食事療法、生活習慣の改善などで様子を見ます。

重症の場合

重症の場合は、入院になることが多いです。

場合によっては、血圧を下げるための薬の服用や、けいれん予防の点滴を行うこともあります。

また、母体や胎児に危険が生じている場合は、緊急帝王切開や誘発分娩を行い、妊娠を継続させない(出産する)こともあるのです。

一般的には、出産することで、急激に症状が改善されます。

ただし、重症化した人の場合、出産後も高血圧や蛋白尿が続くこともあるようです。

妊娠高血圧を予防するには?

妊娠高血圧の、はっきりとした予防法はわかっていません。

しかし、もともと糖尿病などの疾患がある方や、肥満体の方は妊娠高血圧症候群になりやすいため、妊娠前から健康管理を行っておくことが大切です。

さらに、妊娠中は定期検診をきちんと受診し、早めに異変に気づけるようにしましょう。

妊娠中の高血圧を予防するためには、妊活中の食事のバランスや適度な運動も重要です。

妊活中の食事や運動については、下記の記事に詳しく記載していますので、ご確認ください。


関連記事:【妊活中の食事】必要な栄養素とは?

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参照:妊娠高血圧症候群/公益社団法人 日本産科婦人科学会

妊活漢方についてはこちら

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