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【妊活】妊娠前に風疹の予防接種を検討しましょう! 

更新日:2021年07月26日

妊活中は、赤ちゃんを迎えるために、体のメンテナンスを行う必要があります。

様々な準備がありますが、予防接種で必要な免疫を作っておくことも大切です。

特に近年は、大人の風疹患者数が増加傾向にあり、厚生労働省も、妊娠前に風疹の予防接種を検討するよう呼びかけています。

そこで本記事では、妊娠前に風疹の予防接種が大切な理由について、詳しくご紹介したいと思います。

風疹とは?

「風疹って聞いたことはあるけれど、どんな病気かわからない」という方も多いのではないでしょうか。

また「風疹=子どもの病気」と考えている方も少なくないようです。

しかし、風疹は子どもだけがかかる病気ではなく、大人も発症する可能性があるだけでなく、小児よりも大人の方が重症化しやすい傾向があるのです。

風疹は、急性の発疹性感染症で、下記のような特徴があります。


・発症原因:風疹ウイルスへの感染

・感染経路:飛沫感染(人から人に伝播)

・流行時期:春先から初夏にかけて多い

・潜伏期間:2〜3週間(平均16〜18日)

・主な症状:発疹、発熱、リンパ節の腫れ(症状が出ない不顕性感染が15〜30%)

風疹は、麻疹(はしか)や水疱瘡に比べると、感染力は強くありません。

しかし、2,000人〜5,000人に1人くらいの割合で、脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症を発症する可能性があるため、軽視することはできない病気です。

妊娠前に風疹の予防接種を検討するべき理由

前述の通り、風疹は決して軽視できない病気ですが、特に妊活中の方は注意が必要です。

ここでは、妊娠前に風疹の予防接種を検討するべき理由について、ご紹介します。

妊娠中は接種できない

妊娠中は、風疹の予防接種を受けることができません。

風疹ワクチンは、弱毒化したウイルスを培養・増殖し、凍結乾燥させたものです。

ワクチンには、体内でウイルスや細菌が増殖する生ワクチンと、ウイルスや細菌が体内で増殖することのない不活化ワクチンが存在します。

風疹ワクチンは、生ワクチンですので、体内でウイルスが増殖します。

弱毒化されたウイルスではあるものの、胎児に影響を与える可能性があるため、妊婦に接種することはできないのです。

また、風疹ワクチン接種後、2ヶ月は避妊する必要があります。

こういったことからも、妊娠前に風疹の抗体検査を行い、必要があれば予防接種を検討するべきだと言えるでしょう。

妊婦が風疹にかかると赤ちゃんに影響する可能性も

妊娠前に風疹の予防接種を検討するべき理由には、赤ちゃんを守るためというのもあります。

万が一、妊娠中の女性が風疹にかかった場合、胎児が風疹ウイルスに感染し、障害をもって産まれる可能性があるのです。

例えば、難聴や心疾患、白内障や発達の遅れなどの障害をもつ可能性があり、これらは「先天性風疹症候群」と呼ばれています。

特に、妊娠初期(12週頃まで)がリスクが高いと言われており、妊娠20週頃までの妊婦は注意が必要です。

「先天性風疹症候群」は、妊婦が風疹の抗体を持っていれば、リスクを防ぐことが可能です。

大切な赤ちゃんを守るためにも、妊娠を希望するのであれば、妊娠前に風疹の予防接種を検討するようにしてください。

風疹の抗体がない可能性が高い

実は、妊娠を希望する人が多い20代〜40代の女性は、風疹に対する充分な抗体を持っていない可能性が高いのです。

この年代の女性の約14%は、充分な抗体を持っていないと言われています。

年代によって、制度改正などの影響により接種率が低い時期があったことや、自然に風疹に感染する機会が減少したことが理由です。

基本的に、風疹は一度感染すると、体内に免疫が作られるため、再度、風疹にかかることはないと言われています。

これは、風疹ワクチン接種でも同様の効果があるのです。

しかし、子供の頃、1度しか予防接種を受けていない場合には、接種後年数の経過と共に免疫が低下してくることもあります。

風疹のワクチンは、子どもの頃の接種を含め、2回行うことが推奨されているのです。

そのため、下記のような方は、妊娠前に風疹の予防接種を検討しましょう。


・一度も風疹にかかったことがない(または、不明)

・風疹のワクチンを接種したことがない(または、1度しか接種していない)

・風疹の抗体検査で、抗体価が低いと言われた


風疹の抗体が充分にあるかどうかは、抗体検査を行うことですぐに判断できますよ。

男性も風疹の予防接種を検討しましょう

女性は、妊娠前に風疹の予防接種を受けておくことで、赤ちゃんを守ることに繋がります。

しかし、それは女性だけの問題ではありません。

これから妊活を始める夫婦の場合、男性も風疹の予防接種を検討していただきたいのです。

95%以上の人は、風疹ワクチンを2回接種することで、免疫を獲得することができると言われています。

しかし、約5%の人は、免疫を獲得できないことがあるのです。

つまり、妊娠前に女性が、風疹ワクチンを接種していても、免疫ができていない可能性があるということです。

男性も風疹の予防接種を行っておくことで、妊娠中の女性への感染を予防することができます。

大切なパートナーだけでなく、職場や周りの人、将来の子どもを守るためにも、男性も風疹の予防接種を検討しましょう。

自治体の補助を利用できる場合も

多くの自治体では、妊娠を希望する女性または妊婦の同居家族であれば、風疹の免疫の有無を確認できる抗体検査を無料で受けることが可能です。

また、自治体によっては、風疹の予防接種を受ける際に補助金を利用できる場合もあります。

補助金の有無や、金額などは自治体によって異なりますので、まずは、お住まいの自治体が管轄する保健所に確認してみましょう。

風疹の予防接種は妊活の第一歩

風疹の予防接種は妊活の第一歩

今回ご紹介したように、妊娠を希望する場合は、自分が風疹の抗体を充分に持っているか、確認することが大切です。

風疹の免疫が無い場合、予防接種を受けることで、将来の赤ちゃんを守ることに繋がります。

こういったことからも、風疹の予防接種を検討することは、妊活の第一歩と言えるでしょう。

現在、妊活中の方、これから妊活を始める方は今回の記事を参考に、風疹の抗体検査・予防接種を検討されてみてはいかがでしょうか。

参照:風疹Q&A(2018年改訂)/NIID国立感染症研究所

参照:風しん注意報発令(PDF)/厚生労働省

参照:風しんについて/厚生労働省

参照:防ごう!大人の風しん/医療法人宏和会あさいクリニック

参照:風しん予防接種で先天性風しん症候群を防ごう/永井こども医院

妊活漢方についてはこちら

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