降圧剤の種類と選び方。薬剤師が患者に合わせた薬を選ぶポイントを解説

「健康診断で血圧が高いと指摘された」
「医師から降圧剤を提案されたけれど、種類がいろいろあってどれが自分に合うのかわからない」
高血圧と診断された方の多くが抱える悩みです。
降圧剤にはARB・ACE阻害薬・Ca拮抗薬・利尿薬など複数の種類があり、それぞれに作用機序・効果・副作用・向き不向きが異なります。
さらに2025年に改訂された日本高血圧学会の「高血圧管理・治療ガイドライン2025」(JSH2025)では、降圧目標が全年齢で130/80mmHg未満に統一され、β遮断薬の積極的な使用も推奨されるなど、治療方針が大きく見直されました。
年齢、合併症(糖尿病・腎臓病・心疾患など)、ライフスタイルによって「あなたに合う降圧剤」は変わるのです。
この記事では、薬剤師の視点から主要な降圧剤の種類と特徴を比較し、最新ガイドラインも踏まえて患者さんに合わせた薬を選ぶポイントをわかりやすく解説します。
「薬の名前を知らない」「とにかく自分に合うものを知りたい」という方も、最後まで読めば自分の選択肢が見えてきます。オンライン診療で薬剤師に直接相談する方法もご紹介します。
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目次
降圧剤とは?まず知っておきたい基本知識
降圧剤は文字どおり「血圧を下げる薬」ですが、血圧が上昇するメカニズムは一つではなく、人によって異なる複数の経路が関わっています。
だからこそ、降圧剤も作用の仕方が異なる複数の種類が開発されてきました。
まずは降圧剤の基本的な役割と、なぜこれほど種類があるのかを整理していきましょう。
降圧剤の役割と治療の目的
高血圧そのものには自覚症状がほとんどありません。しかし放置すれば、脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全といった命に関わる合併症のリスクが確実に高まります。
降圧剤の目的は、単に血圧の数値を下げることではなく、これらの脳心血管病を未然に防ぎ、健康寿命を延ばすことにあります。
JSH2025では、降圧目標が患者背景によらず「診察室血圧130/80mmHg未満(家庭血圧125/75mmHg未満)」に統一されました。これまで75歳以上の高齢者や一部のCKD患者では140/90mmHg未満が目標とされていましたが、エビデンスの蓄積により、より厳格な目標値でも利益が不利益を上回ることが示されたためです。
降圧剤は基本的に生涯にわたって服用する長期治療薬であり、生活習慣の改善と並行して継続することが前提となります。
降圧剤の種類が多い理由
血圧は、血管の収縮、体内の水分量、ホルモンバランス、自律神経など、複数の要因が絡み合って決まります。
ある人は血管の収縮が強く、別の人は塩分の影響を受けやすい、というように血圧上昇の主因は個人差が大きいのです。降圧剤が複数の種類に分かれているのは、こうした多様なメカニズムにそれぞれ対応するためです。
さらに、糖尿病・腎臓病・心疾患などの合併症がある場合、その病気の進行を遅らせる効果を持つ降圧剤を優先的に選ぶことで、一石二鳥の治療が可能になります。
単剤で効果が不十分な場合は、作用機序の異なる薬を組み合わせることで、より少ない用量で確実な降圧効果を得る工夫もなされます。
降圧剤は「自分に合う薬」を選ぶことが重要
同じ血圧の数値でも、処方される薬は人によって異なります。
これは年齢、性別、合併症、ライフスタイル、そして薬への反応性が一人ひとり違うからです。副作用の出方にも大きな個人差があり、ある人には全く問題ない薬でも、別の人にはむくみや咳などの不快な症状を引き起こすことがあります。
最初に処方された薬が完璧にフィットすることは少なく、医師・薬剤師と相談しながら少しずつ最適化していくのが現実的な治療の進め方です。
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降圧剤の主な4種類と一覧
JSH2025では、降圧治療開始時から使用する主な降圧薬として、次の5種類が挙げられています。
・ARB
・ACE阻害薬
・長時間作用型ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬
・少量のサイアザイド系利尿薬
・β遮断薬
それぞれの作用機序と特徴を理解することで、自分が処方された薬の意味がわかるようになります。
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
ARBは、血管を強力に収縮させるホルモン「アンジオテンシンⅡ」が受容体に結合するのをブロックすることで血管を広げ、血圧を下げます。
副作用が比較的少なく、長期使用に向いていることから、現在の高血圧治療で最も処方頻度の高い薬の一つです。
心臓肥大、心筋梗塞後、心不全、蛋白尿を伴うCKD、糖尿病などへの積極的適応があり、臓器保護作用を期待できる点も大きな魅力です。
ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)
ACE阻害薬は、アンジオテンシンⅡを作り出す酵素そのものをブロックする薬です。
ARBと似た作用を持ちますが、心臓・腎臓への保護作用がより強いとされ、心筋梗塞後の患者や心不全患者に特に有用です。
一方で、副産物として「ブラジキニン」という物質が体内に蓄積するため、空咳が出やすいという特徴的な副作用があります。
Ca拮抗薬(カルシウム拮抗薬)
Ca拮抗薬は、血管の筋肉細胞にカルシウムが流入するのを防ぐことで血管をゆるめ、血管を広げて血圧を下げる薬です。
降圧効果が確実で、年齢や体質を問わず幅広い患者に使えるのが強みです。特に高齢者や狭心症の合併がある方に好まれ、脳血管障害や左室肥大の患者にも積極的に用いられます。
利尿薬
利尿薬は、腎臓から余分な塩分と水分を尿として排出させ、循環血液量を減らすことで血圧を下げます。
塩分摂取量が多い日本人の食生活には特に効果的で、JSH2025でも「本来投与されるべき病態への使用率が低く、積極的な投与が望まれる」と明記されました。
少量から使用することで副作用を抑えつつ確実な降圧効果が得られるため、再評価が進んでいる薬剤群です。
β遮断薬(JSH2025で積極投与が推奨)
β遮断薬は心臓の働きを穏やかにすることで血圧を下げる薬です。JSH2019では糖尿病惹起作用や高齢者への適応に注意が必要とされていました。
ただ、JSH2025では「有用性と安全性が確立しているビソプロロールとカルベジロールの使用は推奨される」と明記され、狭心症・心筋梗塞後・心不全・大動脈解離などの病態で積極的に使われるようになりました。
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降圧剤の種類別「使い分け」と強さの違い
「結局どれが一番強いの?」「どんな人にどの薬が向いているの?」
降圧剤の使い分けには、ガイドラインに基づく明確な指針があります。患者さんの年齢・合併症・生活習慣に応じて、最も利益が大きく副作用リスクの少ない薬が選択されます。
年齢・合併症で選ぶ降圧剤
糖尿病や腎臓病(特に蛋白尿あり)を合併する若年〜中年の方には、臓器保護作用の強いARBやACE阻害薬が第一選択になります。
一方、高齢者や狭心症を持つ方には、降圧効果が確実で忍容性に優れるCa拮抗薬が選ばれることが多くなります。心不全やむくみがある方には利尿薬が組み合わされ、心筋梗塞後や慢性心不全の方にはβ遮断薬が積極的に使われます。
このように「同じ高血圧」でも、背景にある病態によって最適な薬は大きく変わります。処方された薬の名前を見ただけでも、医師がどんな意図でその薬を選んだのかをある程度推測できるのです。
降圧効果の「強さ」の比較
単剤での降圧効果という観点では、Ca拮抗薬がやや強い傾向にあります。
ARB・ACE阻害薬は降圧効果に加えて臓器保護作用を併せ持つことが価値であり、利尿薬は他剤との併用でその真価を発揮します。
ただし「強い薬=良い薬」ではなく、過度な降圧はめまい・ふらつき・転倒・電解質異常といった有害事象をまねきます。そのため、JSH2025でも「個人差を考慮し、有害事象が生じない範囲で個別に降圧目標を設定すること」が強調されています。
単剤で不十分な場合は「合剤」を活用
JSH2025では、診断から1か月以内に薬物療法を開始し、効果が不十分なら早期にステップアップすることが推奨されています。
1剤で目標血圧に届かない場合、作用機序の異なる薬を2〜3剤組み合わせるのが基本ですが、この際に便利なのが「合剤」です。
代表的な配合剤は次のとおりです。
- ARB+Ca拮抗薬:エックスフォージ、ミカムロ、アイミクス
- ARB+利尿薬:プレミネント、ミコンビ、エカード
2種類の薬を1錠で済ませられるため、飲み忘れが減るメリットがあります。また、薬代も別々に処方されるより安く済むケースが多く、経済的な負担を減らしながら治療を続けやすくなります。
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主な降圧剤の代表的な薬名一覧
処方された薬の名前を見て「これは何の薬?」と疑問に思った方も多いでしょう。ここでは主要な降圧剤の代表的な商品名を種類別にご紹介します。自分が飲んでいる薬がどのグループに属するかを知るだけで、治療への理解が一段深まります。
ARB・ACE阻害剤の代表薬
代表的なARB・ACE阻害剤には、次のような薬があります。
ARB
・アジルバ(アジルサルタン)
・ミカルディス(テルミサルタン)
・オルメテック(オルメサルタン)
・ブロプレス(カンデサルタン)
・ディオバン(バルサルタン)
・ニューロタン(ロサルタン)
ACE阻害薬
・レニベース(エナラプリル)
・タナトリル(イミダプリル)
・コバシル(ペリンドプリル)
アジルバは比較的新しいARBで、他のARBで十分な効果が得られない場合の切り替え先として使用されることがあります。
Ca拮抗薬の代表薬
代表的なCa拮抗薬には、次のような薬があります。
・アムロジン・ノルバスク(アムロジピン)
・アダラートCR(ニフェジピン)
・ヘルベッサー(ジルチアゼム)
Ca拮抗薬は高血圧治療で最もよく使用される薬の一つで、高齢者にも使いやすいのが特徴です。
利尿薬・β遮断薬の代表薬
利尿薬やβ遮断薬にも、それぞれ代表的な薬があります。
利尿薬
・サイアザイド系:フルイトラン(トリクロルメチアジド)
・ループ系:ラシックス(フロセミド)
・カリウム保持性:アルダクトンA(スピロノラクトン)
β遮断薬
・メインテート(ビソプロロール)
・アーチスト(カルベジロール)
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降圧剤の副作用と注意点
降圧剤は極めて副作用が多い薬という分けではありませんが、種類ごとに特徴的な副作用があります。「いつもと違う」と感じたら早めに薬剤師・医師に相談することが大切です。
ARB・ACE阻害薬の副作用
ARBは、まれに高カリウム血症や腎機能の悪化を起こすことがあります。
ACE阻害薬で最も有名な副作用は「空咳」で、服用者の10〜20%程度に見られます。痰の絡まない乾いた咳が続く場合は、ACE阻害薬が原因かもしれません。
咳が気になる方はARBへの切り替えで解消することが多いので、遠慮なく相談しましょう。なお、ARB・ACE阻害薬はいずれも妊娠中・妊娠の可能性がある方には使用禁忌です。
Ca拮抗薬の副作用
Ca拮抗薬で最も多いのは足のむくみで、特に高齢者や女性に多く見られます。
血管を広げる作用によるもので、夕方に足がパンパンになる感覚を訴える方が少なくありません。そのほか、顔のほてり・動悸、長期使用での歯肉肥厚(歯ぐきが厚くなる)などがあります。
グレープフルーツジュースとの相互作用も知られており、服用中は摂取を控えるのが基本です。
利尿薬の副作用
利尿薬は尿量が増えるため、頻尿や脱水に注意が必要です。
電解質への影響として低カリウム血症や低ナトリウム血症が起こることがあり、定期的な血液検査でモニタリングします。
また尿酸値が上昇しやすいため、痛風の既往がある方では悪化のリスクがあります。これらの副作用は少量使用ではかなり軽減されるため、JSH2025では少量からの開始が推奨されています。
β遮断薬の副作用
β遮断薬は徐脈(脈が遅くなる)や倦怠感が出ることがあります。
喘息のある方ではβ1非選択性のものは禁忌ですが、ビソプロロールなどβ1選択性の薬であれば慎重投与で使用可能なケースもあります。
また自己判断で急に中止すると反跳性の血圧上昇を招くため、減量・中止は必ず医師の指示に従ってください。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)の活用で薬代を抑える
降圧剤は長期間にわたって服用するため、毎月の薬代も気になるところです。ジェネリック医薬品(後発医薬品)を活用すれば、効果はそのままに薬剤費を大きく抑えることができます。
ジェネリック医薬品の特徴
ジェネリック医薬品は、先発医薬品の特許切れ後に同じ有効成分・同じ効果で製造される薬で、厚生労働省の厳格な審査を経て承認されています。薬価は先発品の約3〜5割に設定されており、長期服用する降圧剤では年間で数千円〜数万円の節約につながることもあります。
主な降圧剤のジェネリック例
ARBでは「アジルサルタン錠」「テルミサルタン錠」「カンデサルタン錠」など、Ca拮抗薬では「アムロジピン錠」、ACE阻害薬では「エナラプリルマレイン酸塩錠」などが幅広く流通しています。
多くのジェネリックは先発品と同じ規格・剤形で揃っており、切り替えても飲み方に違いはありません。
ジェネリックへの切り替え方法
処方箋に医師の「変更不可」の指示がなければ、薬局でジェネリックへの変更が可能です。薬剤師に「ジェネリックに変えたい」と伝えるだけで切り替えてもらえます。
不安がある場合は、次回の診察時に医師に相談してから変更するとよいでしょう。「ジェネリックは効きが弱い」というのは誤解で、有効成分の量・吸収性は先発品と同等であることが試験で確認されています。
看護・介護現場での降圧剤の服薬管理ポイント
高齢者や介護を受けている方が降圧剤を服用する場合、家族や介護者の理解とサポートが重要です。看護現場で実際に意識されているポイントをご紹介します。
服薬タイミングの管理
多くの降圧剤は1日1回・朝の服用で設計されています。
飲み忘れを防ぐには、朝食後の歯磨きやコーヒーといった日常動作とセットにする、お薬カレンダーや一包化を活用するなどの工夫が有効です。
服薬時間が日によって大きくばらつくと血圧が不安定になり、朝の急激な血圧上昇(早朝高血圧)を招くこともあるため、できるだけ同じ時間帯に服用する習慣をつけましょう。
血圧測定とセットで管理
JSH2025でも家庭血圧の重要性が改めて強調されており、家庭血圧125/75mmHg未満が目標値となっています。
測定は朝起床後1時間以内(排尿後・服薬前・朝食前)と、夜寝る前の2回が推奨されます。測定値はノートやアプリに記録し、診察時に持参すると治療方針の決定に大きく役立ちます。
収縮期180mmHg以上や、逆に極端な低下(めまい・ふらつきを伴う100mmHg未満など)が見られたら、自己判断せずすぐに医療機関に相談してください。
高齢者特有の注意点
高齢者は複数の慢性疾患を抱えていることが多く、降圧剤以外にも糖尿病薬・抗凝固薬・鎮痛薬などを併用しているケースが少なくありません。
薬の相互作用リスクが高まるため、お薬手帳の一元管理が重要です。また認知機能の低下による飲み忘れ・重複服薬・誤飲を防ぐため、一包化や服薬支援ロボットの活用も検討する価値があります。
JSH2025では75歳以上の高齢者についてフレイルや要介護の程度に応じたカテゴリー別の降圧指針も示されており、画一的でない柔軟な対応が求められています。
自分に合う降圧剤を選ぶには?薬剤師に相談するメリット
「処方された薬が本当に自分に合っているのか?」
「副作用がつらいけれど、医師に言いにくい」
——そんなときは薬剤師への相談がおすすめです。最近はオンライン診療・オンライン服薬指導で気軽に相談できる環境が整っています。
薬剤師に相談するメリット
薬剤師は薬の専門家として、副作用・相互作用・飲み合わせについて医師よりも詳細な情報を提供できる立場にあります。
市販薬やサプリメントとの併用が安全か、食事や飲酒との関係はどうか、ジェネリックへの切り替えはどうかなど、生活に密着した相談に丁寧に応じてくれます。
診察室では聞きそびれてしまうような細かな疑問も、薬局では時間をかけて確認できることが大きなメリットです。
オンライン診療・オンライン服薬指導の活用
オンライン診療なら、スマホやPCから自宅で受診・相談ができ、通院時間や待ち時間がゼロになります。
処方薬は自宅へ郵送されるため、仕事や育児で時間が取れない方、通院が負担な高齢者の方にも負担が少ない仕組みです。JSH2025では「デジタル技術の活用」が新たに盛り込まれ、高血圧治療補助アプリも保険適用となるなど、デジタルを活用した血圧管理が推進されています。
こんな方はオンライン相談がおすすめ
仕事が忙しくて通院時間が取れない方、副作用が気になるが医師に言い出せない方、ジェネリックへの切り替えを検討中の方、引っ越しや出張で普段のかかりつけ医にかかれない方など、オンライン診療が向く場面は多岐にわたります。
降圧剤は継続が何より大切な薬だからこそ、無理なく治療を続けられる環境を選ぶことが、長期的な健康につながります。
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降圧剤の種類に関するよくある質問(Q&A)
Q1. 降圧剤は一度飲み始めたら一生やめられないのですか?
基本的には長期服用が前提ですが、減塩・運動・減量といった生活習慣の改善で血圧が安定すれば、医師の判断で減量・中止できるケースもあります。ただし自己判断での中止は急激な血圧上昇を招き危険ですので、必ず医師に相談したうえで進めてください。
Q2. 一番副作用の少ない降圧剤はどれですか?
現場感覚では、ARBは副作用報告がが少なく、長期使用に向いています。ただし、個人差があるため「あなたに合う薬」は実際に服用してみないとわかりません。
Q3. アジルバは他のARBと何が違うのですか?
アジルバ(アジルサルタン)はARBの中でも比較的新しく、降圧効果が強いとされる薬です。現場の感覚では、他のARBで効果不十分な場合に切り替えられることがあ多いです。
Q4. 降圧剤を飲んでいる間にお酒は飲んでも大丈夫ですか?
適量であれば問題ないことが多いですが、アルコールは血圧に影響を与え、薬の効果を変動させる可能性があります。また飲酒習慣そのものが高血圧の原因にもなりますので、飲酒量が多い方は医師・薬剤師に相談してください。
Q5. 降圧剤と市販の風邪薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?
一部の市販薬、特に鎮痛剤(NSAIDs)や鼻炎薬(プソイドエフェドリン含有のもの)は降圧剤の効果に影響します。市販薬を購入する際は必ず薬剤師に降圧剤を服用中であることを伝えてください。
Q6. ジェネリックは効きが弱いと聞きましたが本当ですか?
ジェネリック医薬品は先発品と同じ有効成分・同じ効果を持つことが厳格な試験で確認されています。「効きが弱い」というのは科学的根拠のない誤解です。
Q7. オンライン診療で降圧剤を処方してもらえますか?
はい、可能です。初診からオンライン診療で降圧剤を処方しているクリニックも増えています。処方薬は自宅へ郵送され、薬剤師によるオンライン服薬指導も受けられます。
自分に合う降圧剤を見つけて、無理なく血圧管理を続けよう
降圧剤にはARB・ACE阻害薬・Ca拮抗薬・利尿薬の4種類があり、年齢・合併症・生活習慣に応じて最適な薬が選ばれます。
「どれが一番強い」「どれが一番安全」と一概には言えず、あなたに合った薬を見つけることが何より大切です。
「処方された薬が合っているか不安」
「副作用がつらい」
「ジェネリックに変えたい」
そんなお悩みがあれば、薬剤師にお気軽にご相談ください。オンライン診療・オンライン服薬指導なら、自宅にいながら専門家のアドバイスが受けられます。
血圧管理は一生付き合うテーマだからこそ、納得できる薬を選んで、無理なく続けられる治療を一緒に考えていきましょう。
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参考文献:
高血圧管理・治療ガイドライン 2025~改訂ポイント~|診療ガイドライン最新事情シリーズ
本記事の内容については、正確な情報提供に努めておりますが、その内容や、本記事をもとにした利用者様の判断・行動について、当方が責任を負うものではありません。ご利用にあたっての判断・決定は、ご自身の責任にてお願いいたします。

薬剤師
瀬川 沙希
この記事を監修した人
専門家の紹介

天下茶屋内科クリニック 院長
小幡 史明

この記事を書いた人
専門家の紹介