背中のかゆみ・ブツブツに悩んでいる方必見!原因と対処法について薬剤師が解説
更新日:2023年07月13日
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 小林由佳です。
ムシムシと過ごしにくい日々が続いていますが体調など崩されてないでしょうか。また、梅雨があければ本格的な夏の到来です。そんな夏の季節に気になるのが汗ですが、汗ばむ季節になると同時にかゆみ等の肌トラブルも増えてくるかと思います。今回は背中のかゆみ・ブツブツに悩んでいる方にその原因と対処法をお伝えさせていただきます。
目次
原因
背中のかゆみを引き起こす原因としてさまざまな要因があります。
アクネ菌
アクネ菌は皮脂や古くなった角質が毛穴につまると増殖し、炎症を起こすことでニキビを発生させます。背中の皮脂腺は大きく広く分布しており、またセルフケアがしづらい部位のためニキビができやすくなります。
マラセチア菌
マラセチア菌はカビの一種で、人や動物には常在菌として存在しています。脂質を栄養源としていて湿気を好む菌で、洋服などで蒸れが生じやすい背中などに症状が出やすいといわれています。
乾燥
肌の水分量が少ないと肌のバリア機能が低下し、肌トラブルを起こしやすい状態になります。また肌の水分量が少ない状態で肌をうるおそうとすると、皮脂の分泌が増えて肌がべたつくことがあり過剰な皮脂の分泌によって、ニキビが増えたり悪化したりする原因になる場合もあります。
皮脂や汗
皮脂や汗により肌が不潔になると、マラセチア菌やアクネ菌が増殖しやすい肌環境となります。皮脂は保湿不足や間違ったスキンケア、ホルモンバランスの乱れなどにより過剰に分泌されるため、注意が必要です。
対策
肌を清潔に保つ
肌には皮脂や汗・垢などが付着しており、寝る前には肌の汚れをしっかり落とすことが大切です。泡立てネットを使用してきめ細かい泡を作って肌を強くこすらないように気を付けて洗い、しっかりとすすいでください。
保湿をする
肌の乾燥は肌トラブルを引き起こすため、しっかりと保湿することが大切です。特に洗浄後の肌は皮脂膜や余分な角層が洗い流された状態のため、水分がどんどん蒸発していきます。化粧水やボディクリームで必要な水分と油分を補いましょう。べたつきが気になるからとボディクリームを使用しないのは肌の乾燥の原因になります。べたつきが気になる方はつけ心地の軽いものを選び、しっかりと保湿するよう心がけてください。
生活習慣を整える
睡眠時間を6時間以上確保し、バランスのよい食事をとることを意識しましょう。またストレスを軽減することも大切です。時間があれば適度な運動を取り入れるとよいですが、時間がなければお風呂にゆっくりつかるだけでもリラックスできます。
原因別おすすめの外用薬・スキンケア
アクネ菌が原因の場合
・フシジンレオ軟膏
アクネ菌などのニキビの原因になる細菌を殺してくれる塗り薬としては、フシジンレオ軟膏がございます。細菌の増殖を抑え、炎症を起こしている肌を殺菌する効果があります。使用方法はニキビが気になる部分に朝晩適量を塗布して下さい。
・スタデルムクリーム
ステロイドが入っていないのでニキビにも安心して使えるお薬で、炎症を鎮めてくれる効果があります。使用方法はニキビが気になる部分に朝晩適量を塗布して下さい。
また、フシジンレオ軟膏とスタデルムクリームは一緒に併用できるお薬ですので、2種類を混ぜて使用していただく使い方もおすすめです。それぞれ殺菌作用と抗炎症作用があるので一緒に使うことでニキビの治りなどより効果が感じられやすくなります。
マラセチア菌が原因の場合
・ケトコナゾールクリーム
マラセチア菌はカビの一種で、抗真菌薬であるケトコナゾールクリームの塗布により症状の改善が期待できます。使用方法はかゆみが気になる部分に入浴後の清潔なお肌に1日1回適量を塗布して下さい。
乾燥が原因の場合
・ヒルドイドローション、ヘパリン類似物質外用スプレー
主成分は、「ヘパリン類似物質」という成分で保湿・血行促進・抗炎症作用があるため乾燥肌の治療や予防に有効です。かゆみの原因が乾燥の場合は第一に保湿をしてあげることで症状の改善が期待できます。使用方法はかゆみが気になる部分に1日1~数回適量を塗布して下さい。
皮脂や汗が原因の場合
・リスブラン 静スプレー
殺菌作用があり、清潔な素肌を保つことができます。また、グリチルリチン酸も配合されているので、かゆみや炎症がある方にもおすすめです。べたつきが気になる時や汗をかいた時などに適宜スプレーするようにして下さい。
このように同じかゆみでも原因によって対処法が異なってきますので、原因にあったお薬を使用し不快な背中のかゆみ・ぶつぶつを改善していきましょう!
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フシジンレオ軟膏2%
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フシジンレオ軟膏2% アルフレッサファーマ製品説明はこちら
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薬剤師
小林 由佳
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