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ビタミンB6の効率的な取り方と働きを薬剤師が解説!

更新日:2021年12月18日

こんにちは!

大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 石井結衣です。

 

春になると、気持ちがそわそわしたり、不安定になることありませんか?

春は漢方的にいう「肝」の季節

肝は気持ちやストレスと密接に関係しています

春に、肝が高まりなぜか気持ちが不安定になってしまうことがあるという方は本当に多いです!

 

実は、気持ちが不安定になることに、ビタミンも関係しているんです

それが今回のビタミンB6!

 

人の気持ちは、心ではなく脳が支配しています

脳の信号によって決められています

 

「アドレナリンが出る!」「ドーパミンは幸せホルモン」

なんてよく言いますね。あの、信号=「神経伝達物質」にビタミンB6は関わってきます

 

そんなビタミンB6について今回は詳しく解説していきたいと思います!

 

1、ビタミンB6のとは?

酵母や米ぬかの中から皮膚炎を予防する成分として発見されたのがビタミンB6です。

そのため、ビタミンB6は「肌のビタミン」とも言われています!

 

水に溶けやすい水溶性ビタミンで、光に弱く不安定なので、お料理などで壊れやすいため取り方には工夫が必要です!

腸内細菌からも作られますが、量は多くはありません。

 

たんぱく質の代謝に関わっているので、プロテインなどを摂取するときは、プロテイン単体ではなく、ビタミンB6を一緒に取って頂くのがおススメです!

 

ビタミンB6は

・マグロ

・カツオ

・卵黄

・バナナ

・サツマイモ

・にんにく

などに多く含まれています!

 

2、ビタミンB6の働き

①皮膚や粘膜を健康に保つ

 

皮膚、髪の毛、神経はたんぱく質でできています。

細胞の生まれ変わり=新陳代謝が常に活発に正常に行われていると、髪や肌につやが生まれます

 

食事などから摂取したたんぱく質を再構成して皮膚や髪、筋肉、神経などに作り変えるのにビタミンB6は必須です

 

原料であるたんぱく質や補酵素(働きを助ける)のビタミン6が不足すると、老化や乾燥、皮膚炎の原因になります

 

 

②たんぱく質の代謝を助ける

人の三大エネルギー源は「脂質」「糖質」「たんぱく質」です

 

そのうち、たんぱく質は食事から摂取してエネルギーに変えるのに最も効率の悪いエネルギー源です

たんぱく質をエネルギーに変えるために、エネルギーを使います

 

つまり、たんぱく質は太りにくいエネルギー源ともいえます

一般的に、糖質や脂質に比べてたんぱく質のg当たりのカロリーが低いのはそのためです

 

たんぱく質を代謝するには、ビタミンB6が必要です。

 

ビタミンB2の脂質代謝のところでもお話させて頂きましたが、エネルギー源は食べてもそれをエネルギーに変えるための補酵素であるビタミンが不足しているとエネルギーに変えることが出来ません。

 

それは、疲れやすくなるだけでなく太りやすくなることにもつながります

 

③神経伝達を助ける

 

神経と神経はそれどれ、「神経伝達物質」というもので情報の受け渡しをしています。この神経伝達物質の合成を助けるのもビタミンB6です

神経伝達物質は、睡眠や感情に深くかかわっているので、ビタミンB6が不足して神経伝達物質の合成がうまくいかなくなると、イライラや落ち込みにつながる可能性があります。

 

 

3、効率の良いビタミンB6の取り方

食事でビタミンB6をとる場合は、先ほどもお話させて頂いたように

・マグロ

・カツオ

・卵黄

・バナナ

・サツマイモ

・にんにく

 

などがおすすめです。

 

水溶性ビタミンは料理すると失われてしまうことも多いので、不足した分はサプリメントなどで補いましょう

 

 

効率良くサプリメントを飲むためのタイミングは?

①食後にのむ

胃にものが入っている状態で水溶性ビタミンをのむと、ビタミンがゆっくりと胃腸を通過するのでその分吸収される量が増えます!

 

②こまめに分けて飲む

水溶性ビタミンは吸収があまりよくありません。一度にたくさん吸収できないため、何回かこまめに分けて飲む方が吸収は良くなります!

 

③補酵素型になっているものをのむ

ビタミンB6と一言に行っても様々な種類があります。メーカーさんによって品質は大きく違います。

 

4、サプリメントの選び方

ビタミン剤を飲んでいる!という安心感が欲しいだなら、ドラックストアで手軽に安く買えるものを選ぶのもありだと思います。

しかし、しっかり効き目を感じたいなら、品質にこだわってください!

 

どうやってこだわるのか?

 

日本のサプリメントの分類はあくまで食品です。

成分の含有量が表示通り入っていない。なんてことは当然のようにありました。

 

しかし、アメリカはサプリメント大国。

アメリカのサプリメントの基準は医薬品の基準と同じくらい厳しいと言われています。

安全性・有効性を何十年にも渡って使用者を観察した実績があります。

 

 

まとめ

・ビタミンB6はマグロ、カツオ、卵黄、バナナ、サツマイモ

、にんにくに入っている

・ビタミンB6はたんぱく質の代謝を助ける

・ビタミンB6は皮膚の再生に必要

・食後に小分けにして飲むのがおすすめ

・サプリメントを選ぶときは、どんな品質基準をクリアしているかを見る

 

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この記事を書いた人

専門家の紹介

薬剤師 アリス薬局代表石井 結衣

薬剤師 アリス薬局代表
石井 結衣

大学でレチノールを研究し、美容皮膚専門薬局に勤務後、漢方専門薬局で中医師に弟子入り。 その後アリス薬局を開業して、シミ・肝斑・ニキビ・アトピー、婦人科疾患など様々なカウンセリングを行っている。
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