ビタミンB2の効果とは?肌・ニキビ・目・女性への働きと効率的な摂り方を薬剤師が解説
更新日:2026年10月09日

肌荒れやニキビがなかなか治らない、口内炎や口角炎を繰り返す、疲れ目や目の充血が気になるなどの不調は、ビタミンB2の不足が関係している可能性があります。
ビタミンB2(リボフラビン)は、脂質の代謝・皮膚や粘膜の健康維持・目の働き・成長発育など、体のあらゆる場面で活躍する水溶性ビタミンです。
「発育のビタミン」「美容ビタミン」とも呼ばれ、女性はもちろん男性の健康維持にも欠かせません。
この記事では、薬剤師監修のもと、ビタミンB2の効果・不足したときの症状・効率的な摂取方法・食品・サプリ・医薬品まで幅広く解説します。処方箋なしで購入できる医療用のビタミンB2製剤についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ビタミンB2とは?
まずはビタミンB2がどのような栄養素なのか、基本情報を整理しましょう。特性を知ることで、効率的な摂取方法も理解しやすくなります。
ビタミンB2の正体(水溶性ビタミン・リボフラビン)
ビタミンB2は水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種で、正式名称は「リボフラビン」といいます。鮮やかな黄色の色素を持つのが特徴で、サプリメントやドリンク剤の色が黄色いのはビタミンB2に由来します。
水溶性ビタミンの中でも比較的熱に強い
水溶性ビタミンは水に溶けやすく熱で壊れやすいものが多いのですが、ビタミンB2は水にやや溶けにくく、加熱にも比較的強い性質を持ちます。ただし光(特に紫外線)には弱いため、食品もサプリメントも遮光保存が推奨されます。
「発育のビタミン」と呼ばれる理由
ビタミンB2は細胞の新陳代謝や成長に深く関わり、不足すると子どもの発育障害を引き起こすことから「発育のビタミン」と呼ばれています。皮膚・粘膜・髪・爪など、生まれ変わりの早い組織の健康維持にも欠かせません。
1日の推奨摂取量
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、以下のように推奨されています。
・成人男性(18〜49歳):1.6〜1.7mg/日
・成人女性(18〜49歳):1.2mg/日
・妊婦:+0.3mg
・授乳婦:+0.6mg
多く含む食品
ビタミンB2は以下の食品に多く含まれています。
・豚レバー(100gあたり約3.60mg)
・牛レバー(100gあたり約3.00mg)
・鶏レバー(100gあたり約1.80mg)
・うなぎのかば焼き(100gあたり約0.74mg)
・納豆(1パック50gあたり約0.28mg)
・牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品
・卵(1個あたり約0.22mg)
ビタミンB2の主な効果・働き
ビタミンB2は体内で幅広い役割を担っています。ここでは代表的な5つの働きを詳しく解説します。
①脂質をエネルギーに変える
食べた糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変えるには、補酵素としてのビタミンが欠かせません。特にビタミンB2は脂質代謝の中心的な役割を果たします。
ビタミンB2はそのままでは働けず、体内で「FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)」や「FMN(フラビンモノヌクレオチド)」という補酵素型に変換されて初めて機能します。
医療用医薬品の「フラビタン(フラビンアデニンジヌクレオチド製剤)」などは、最初から補酵素型の形にしてあるため、体内での変換ステップを省略でき、効率的に働くのが特徴です。
脂質代謝が滞ると、疲れやすさ・筋肉痛の遷延・体重増加などにつながります。
②過酸化脂質の分解を助ける
過酸化脂質とは、細胞膜を構成する不飽和脂肪酸が活性酸素によって酸化されたものです。過酸化脂質が蓄積すると細胞の寿命が縮まり、老化・動脈硬化・がんなどのリスクが高まります。
ビタミンB2は「グルタチオンペルオキシダーゼ」という抗酸化酵素の働きを助け、過酸化脂質の分解に関与します。生活習慣病予防・アンチエイジングの観点でも期待できる栄養素です。
③皮膚・粘膜の代謝に関与する
細胞膜や粘膜の主な原料は脂質です。ビタミンB2は脂質代謝と細胞の再生に関わるため、不足すると以下のトラブルが起こりやすくなります。
・肌荒れ・ニキビ
・口内炎・口角炎・口唇炎
・舌炎
・脂漏性皮膚炎(Tゾーンのベタつき・フケ)
皮膚科でもニキビや脂漏性皮膚炎の治療に、ビタミンB2製剤が処方されることが多くあります。
④成長・発育のサポート
ビタミンB2は細胞の新陳代謝を支えるため、成長期の子どもや妊娠中の胎児の発育に欠かせません。妊娠中・授乳中に必要量が増えるのはこのためです。爪や髪の健康維持にも関与します。
⑤目の健康維持
ビタミンB2は目の粘膜や角膜の健康を保つ働きがあります。不足すると目の充血・疲れ目・まぶしさを感じやすくなり、市販の目薬にも「フラビン酸ナトリウム(ビタミンB2誘導体)」が配合されているものが多くあります。
ビタミンB2の女性・男性への効果
ビタミンB2は性別を問わず重要な栄養素ですが、それぞれのライフステージや悩みに応じた効果があります。
女性への効果
肌荒れ・ニキビ改善(生理前肌荒れにも)
皮膚のターンオーバーを整え、皮脂バランスを調整することで、大人ニキビや生理前の肌荒れを改善します。
髪・爪の健康維持
ビタミンB2は細胞の再生に関わるため、髪のツヤ・爪の強度維持にも貢献します。パサつく髪・割れやすい爪でお悩みの方にもおすすめです。
ダイエットサポート(脂質代謝促進)
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変える働きがあるため、脂質の多い食事をとる方や、ダイエット中の方の代謝サポートに期待できます。
妊娠中の必要量増加
妊娠中は胎児の発育のため、通常より+0.3mg/日、授乳中は+0.6mg/日の追加摂取が推奨されています。
男性への効果
脂質代謝促進による生活習慣病予防
外食が多く脂質過多になりがちな男性にとって、ビタミンB2は脂質代謝を助け、脂質異常症・動脈硬化などの予防に役立ちます。
筋肉づくりのサポート
エネルギー代謝を助けることで、運動効率の向上や疲労回復をサポートします。
疲労回復
ミトコンドリアでのエネルギー産生に関わるため、慢性的な疲労を感じやすい方にもおすすめです。
頭皮・薄毛予防(皮脂バランス調整)
ビタミンB2は皮脂の分泌を適正に保つ働きがあり、頭皮のベタつき・フケ・薄毛予防にも関与します。脂漏性皮膚炎による抜け毛でお悩みの方は、意識的に摂取すると良いでしょう。
ビタミンB2の効率的な摂り方と不足時の症状
ビタミンB2は水溶性で体内に蓄積されにくいため、毎日コンスタントに摂ることが大切です。ここでは効率的な摂取方法と、不足したときの症状を整理します。
食事からの摂取
豚レバー(トップクラスの含有量)
100gあたり約3.60mgと、食品中でもトップクラスの含有量を誇ります。ただしレバーはビタミンAも豊富なため、妊娠中の方は摂りすぎに注意が必要です。
豚肉(豚ヒレ・豚もも):手軽で毎日取り入れやすい
豚肉全般にビタミンB2は豊富に含まれ、豚ヒレ肉100gあたり約0.25mg含まれます。豚肉はビタミンB1も豊富で、糖質代謝との相乗効果も期待できます。しゃぶしゃぶや生姜焼きなど、毎日の食卓に取り入れやすいのが魅力です。
うなぎ・納豆・乳製品・卵
うなぎのかば焼き(100g約0.74mg)、納豆(1パック約0.28mg)、卵(1個約0.22mg)、牛乳(コップ1杯約0.15mg)など、日常的な食品にも幅広く含まれています。
調理での注意点
・水溶性のため、ゆで汁に流出しやすい → スープや煮汁ごと食べられる料理がおすすめ
・光に弱いため、透明容器での保存は避ける
・アルカリ性で分解されやすい → 重曹との併用は避ける
サプリメントでの補給
食事だけで必要量を摂りきれない方や、肌荒れ・口内炎など具体的な症状がある方は、サプリメントでの補給が効率的です。
効率良く飲むタイミング
・食後にのむ:胃の中に食べ物がある状態だと、ビタミンがゆっくり吸収されるため吸収率がアップします。
・こまめに分けて飲む:水溶性ビタミンは一度に大量に吸収できないため、1日2〜3回に分けて摂取するのが理想的
・補酵素型を選ぶ:FADやFMNなど、すでに補酵素型になっているものを選ぶと、体内での変換ステップを省略できて効率的です
ビタミンB2が不足するとどうなる?
ビタミンB2が不足すると、以下のような症状が現れやすくなります。
・肌荒れ・ニキビ・吹き出物
・口内炎・口角炎・口唇炎
・舌炎(舌のヒリヒリ・赤み)
・脂漏性皮膚炎(Tゾーンや頭皮のベタつき・フケ)
・目の充血・疲れ目・まぶしさ
・髪のパサつき・抜け毛
・疲れやすさ・成長障害(子ども)
これらの症状が繰り返し起こる方は、ビタミンB2不足を疑ってみると良いでしょう。
ビタミンB2を医薬品で摂取する
「食事やサプリだけでは改善が実感できない」「口内炎や脂漏性皮膚炎に確実に効かせたい」という方には、医療用医薬品のビタミンB2製剤がおすすめです。アリス薬局では零売制度により、処方箋なしで医療用医薬品をご購入いただけます。
リボフラビン酪酸エステル錠20mg
皮膚科や内科でよく処方される、医療用のビタミンB2製剤です。リボフラビンを吸収されやすい酪酸エステル型に加工しており、体内で効率よくFAD(補酵素型)へと変換されます。
サプリメントとの違い
・成分濃度:市販サプリより高濃度(1錠20mg)
・効果:厚生労働省により医薬品として効能効果が承認されている
・品質基準:GMP(医薬品製造管理基準)に基づき製造
効能効果
・口角炎・口唇炎・舌炎
・脂漏性湿疹
・脂漏性皮膚炎結膜炎・びまん性表層角膜炎
・ビタミンB2欠乏症の予防および治療
・高コレステロール血症
用法用量
成人の場合1日5〜20mgを2〜3回に分けて経口で投与します(高コレステロール血症に対して投与する場合は,1日60〜120mgを2〜3回に分けて投与します)
副作用・注意点
まれに悪心・下痢などの消化器症状が現れることがあります。服用中に尿が黄色くなることもありますが心配はありません。 臨床検査値に影響を与えることがあるため、健康診断など尿検査がある場合は、服用していることを申告しましょう。
ドラッグストア市販薬・サプリとの違い
| 市販サプリ | 市販ビタミン剤 | 医療用医薬品(アリス薬局) | |
| 分類 | 食品 | 医薬品・医薬部外品 | 医療用医薬品 |
| 成分濃度 | 低〜中 | 中 | 高 |
| 効能効果 | 表示不可 | 限定的な表示可 | 厚労省承認の効能 |
| 専門家相談 | × | △ | ◎ 薬剤師常駐 |
アリス薬局では、リボフラビン錠と併用がおすすめのビタミン剤を各種取り揃えております。薬剤師のカウンセリングのもと、あなたに合った医薬品をご提案しますのでお気軽にご相談ください。
ビタミンB2に関するよくある質問(FAQ)
お客様からよくいただくご質問をまとめました。ビタミンB2を活用する際の参考にしてください。
Q. ビタミンB2は毎日飲んでも大丈夫?
はい、ビタミンB2は水溶性で体内に蓄積されにくく、余分は尿として排出されるため、毎日継続して摂取して問題ありません。むしろ体内に貯蔵しにくいため、毎日コンスタントに摂ることが推奨されます。
Q. リボフラビン酪酸エステル錠とサプリメントはどちらがおすすめ?
健康維持や食事で不足しがちなビタミンB2の補給にはサプリメントで十分ですが、口内炎・脂漏性皮膚炎・ニキビなど具体的な症状がある場合は医療用医薬品のリボフラビン酪酸エステル錠がおすすめです。成分濃度が高く、厚生労働省が承認した効能効果に基づいて服用できます。
Q. 妊娠中・授乳中でも摂取できる?
妊娠中・授乳中はビタミンB2の必要量がむしろ増える時期です(妊婦+0.3mg、授乳婦+0.6mg)。ただしサプリメントや医薬品を利用する際は、必ず主治医または薬剤師にご相談ください。
Q. ビタミンB2を飲むと尿が黄色くなるのはなぜ?
これはリボフラビン本来の黄色い色素が、吸収されなかった分として尿に排出されているためで、正常な反応です。健康上の問題はありません。むしろ「きちんと摂取できている」サインといえます。
Q. 他のビタミン剤と併用してもいい?
はい、ビタミンB群同士やビタミンC・A・Eなどとの併用はむしろ相乗効果が期待できます。特にB2・B6・Cの組み合わせは皮膚科でも定番の処方です。ただし複数の医薬品を服用する際は、念のため薬剤師にご相談ください。
Q. 食事だけでビタミンB2は足りる?
意識してレバー・うなぎ・納豆・乳製品を摂れば理論上は充分ですが、実際には調理過程での損失や、ストレス・飲酒・喫煙・運動などで消費量が増えるため、不足しがちな栄養素の一つです。肌荒れや口内炎が頻発する方はサプリや医薬品での補給を検討しましょう。
Q. 効果を感じない場合はどうすればいい?
ビタミンB2は皮膚のターンオーバー(約28日周期)に関わるため、効果実感には最低でも1〜2ヶ月の継続が必要です。
それでも改善が見られない場合は、他のビタミン不足(B6・C・A)や、根本原因(ホルモンバランス・食生活・睡眠)を含めて薬剤師や医師にご相談ください。
まとめ
ビタミンB2(リボフラビン)は「発育のビタミン」とも呼ばれる水溶性ビタミンで、豚レバーやうなぎ、納豆、乳製品、卵など身近な食品に幅広く含まれています。脂質をエネルギーに変える働きや過酸化脂質の分解サポート、皮膚・粘膜の代謝、目の健康維持、成長発育まで、私たちの体のあらゆる場面で活躍する栄養素です。
不足すると、肌荒れやニキビ、繰り返す口内炎・口角炎、脂漏性皮膚炎、目の充血や疲れ目といった不調が現れやすくなります。水溶性で体内に蓄えにくいため、毎日コンスタントに摂ることが大切で、サプリメントや医薬品を利用する際は食後に小分けで服用し、可能であれば補酵素型を選ぶとより効率的に働きます。
食事やサプリだけでは改善が実感できない方、口内炎や脂漏性皮膚炎など具体的な症状にお悩みの方には、医療用の「リボフラビン酪酸エステル錠」がおすすめです。
アリス薬局では零売制度により、薬剤師のカウンセリングのもと処方箋なしでご購入いただけますので、ご自身の症状に合った一剤をぜひ見つけてみてください。
参考文献

薬剤師 アリス薬局代表
石井 結衣
零売薬局とは?
「処方箋なしで、病院のお薬が買える薬局」のことです。
病院のお薬は、医療用医薬品と呼ばれ、ドラックストアなどで買える一般用医薬品よりも比較的効果の高いものが多いです。
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店舗情報
処方箋なしで病院の薬が買える薬局「アリス薬局」梅田店
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住所:大阪市中央区北久宝寺町2-4-14 1階
TEL:06-7710-6509

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