不妊に悩む女性必見!冷え性対策が妊活のカギ
更新日:2021年12月14日
こんにちは!
大阪で処方箋なしで病院の薬が買える(零売薬局)アリス薬局の薬剤師 山田明里紗です。
冷え性は、多くの女性が悩んでいる症状ですが、西洋医学では病気として扱われておらず、軽視されがちです。 しかし、妊娠を望んでいる女性は、体の冷えに注意した方が良いでしょう。 本記事では、冷え性と不妊の関係や、冷え性対策について、ご紹介したいと思います。 冷え性に悩んでいる女性は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
冷え性と不妊の関係
冷え性は、体の血流が悪くなっている状態です。 妊娠しやすい体作りのためには、子宮内膜の厚さが重要ですが、子宮への血流が悪くなることで子宮内膜が厚くなりにくく、不妊の原因となる可能性があります。 そのため、妊活中の女性は、冷え性対策を行い、体を温めておくことが大切です。
今すぐできる!妊活の為の冷え性対策
1.入浴
まずは、入浴で体を温めるという方法です。 夏の暑い時期は、湯船には浸からず、シャワーだけで済ますという方も多いでしょう。 しかし、夏でもエアコンなどの影響で、体は冷えています。 そのため、季節問わず、湯船にゆっくりと浸かるようにしましょう。 体の芯まで温めるには、39℃ぐらいのお湯で、20分〜30分ほどの入浴がオススメです。
2.適度な運動
冷え性対策には、適度な運動も重要です。 適度な運動には、冷え性の原因となる、自律神経の乱れや血流の悪化を改善する効果があります。 特に、適度な運動で筋肉量を増やすことで、冷え性改善に繋がってくるのです。 冷え性対策のための運動には、ストレッチやウォーキングがオススメです。 「辛い」「しんどい」と感じるような激しい運動ではなく、ご自身が日常的に取り入れやすい運動が良いでしょう。
3.カフェインを控える
カフェインは、少量であれば、血行促進効果があると言われています。 一方で、カフェインの過剰摂取は、交感神経が活発になり、自律神経の乱れに繋がります。 その結果、血行不良や冷え性などの症状へと繋がりますので、カフェインは控えめにしましょう。 例えば、コーヒーであれば、ホットで1日1杯程度にしておくと良いでしょう。 その他、紅茶や緑茶などにもカフェインは含まれますので、注意が必要です。 また、ハーブティーやルイボスティーは、ノンカフェインでリラックス効果も期待できますので、妊活中の女性にオススメの飲料です。
4.食事の改善
冷え性対策には、食事の改善も重要なポイントです。 食材には、体を温めるものもあれば、体を冷やすものもあります。 夏野菜の、トマトやきゅうりは、体を冷やす作用があります。 また、白砂糖や白米など、精製されたものも、体を冷やしやすいです。 そこで、白砂糖はてんさい糖に、白米は玄米に変更することで、冷え性対策に繋がります。 その他にも、納豆や味噌、ぬか漬けなどの発酵食品は、体を温める効果がありますので、妊活中は積極的に取り入れると良いでしょう。
冷え対策栄養素についてはこちらの記事から
冷え性対策にオススメの漢方薬
冷え性の改善には、漢方薬の服用も効果的です。 ここでは、症状別でオススメの漢方薬を、ご紹介します。
全身が冷えやすい
八味地黄丸(腰から下が水に浸かっているように冷える)・十全大補湯
下半身が冷えやすい(上半身ののぼせが強い)
桂枝茯苓丸
手足など末端が冷えやすい
当帰四逆加呉茱萸生姜湯・温経湯
むくみを伴う冷え
苓姜朮甘湯・当帰芍薬散
中医学における冷えの改善について詳しくはこちらの記事から
※漢方薬は自己判断で服用すると逆効果になるおそれもありますので、専門家に一度相談することがおすすめです。
冷え性対策で妊娠しやすい体作りを
今回ご紹介したように、妊活中の女性は体を冷やさないようにすることが大切です。 運動や食事、入浴など、日々の生活を見直すことで冷え性対策を行うこともできますので、ぜひ試してみてください。 また、漢方の服用なども検討されてみてはいかがでしょうか。 アリス薬局では、漢方に関するご相談にも対応しています。 まずは、お気軽にご相談ください。
薬剤師
山田 明里紗
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