【薬剤師監修】冷え性におすすめの薬|ビタミンE製剤の効果と選び方
更新日:2026年10月13日

手足が冷たくてなかなか寝つけない、厚着をしても体の芯から冷えが取れないなど、冷え性に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
冷え性は特に女性に多くみられ、肩こりや頭痛、むくみなどの不調を伴うこともあります。また、冬だけでなく、夏場の冷房などによって季節を問わず冷えを感じる方も少なくありません。
冷え性の対策には、生活習慣や食事の見直しに加え、症状や原因に応じて薬を取り入れる方法もあります。市販薬や医療用医薬品、漢方薬など選択肢はさまざまで、自分に合った薬を選ぶことが大切です。
本記事では、冷え性のタイプ別の原因と、冷え性に効果が期待できるお薬(ビタミンE製剤「ユベラNソフトカプセル」や漢方薬)について、薬剤師の視点で詳しく解説いたします。
あなたはどのタイプ?冷え性の4つの種類
冷え性は一括りにされがちですが、実は症状の現れ方によって4つのタイプに分けられます。まずは自分の冷え性タイプを知ることが、効果的な対策の第一歩です。
①四肢末端型冷え性|手足の先が冷える
10〜20代の若い女性に多いタイプ。手足の指先が氷のように冷たくなりますが、体の中心部は冷えを感じにくいのが特徴です。無理なダイエットや運動不足により熱を作り出す力が不足していることが主な原因です。
②下半身型冷え性|下半身だけが冷える
30代以降に多いタイプ。下半身は冷たいのに、上半身はほてる「冷えのぼせ」を伴うこともあります。加齢によりお尻や太ももの筋肉が硬くなり、下半身の血流が滞ることが原因です。
③内臓型冷え性|お腹の中が冷える
手足は温かいのにお腹が冷える、いわゆる「隠れ冷え性」。自律神経の乱れによって内臓に血液が集まりにくくなっていることが原因です。腹痛・下痢・食欲不振などを伴うことがあります。
④全身型冷え性|手も足も体も冷える
基礎代謝の低下によって体全体が常に冷えているタイプ。高齢者や慢性的な疲労を抱える方に多く見られます。自覚症状が乏しいこともあるため注意が必要です。
冷え性の原因とメカニズム
冷え性は一つの原因ではなく、複数の要因が重なって起こります。ここでは、5つの原因について解説します。
血行不良による末梢の冷え
末梢血管の収縮や血液のドロドロ化により、手足の先まで血液が届きにくくなることで冷えが生じます。運動不足・筋肉量の低下が主な要因です。
自律神経・ホルモンバランスの乱れ
冷暖房による激しい温度差、ストレス、不規則な生活は自律神経を乱し、体温調節がうまくできなくなります。また、女性は月経周期・妊娠・更年期などでホルモンバランスが変動しやすく、冷えを感じやすくなります。
筋肉量の不足
筋肉は体の熱を作り出す最大の器官です。女性は男性に比べて筋肉量が少なく脂肪が付きやすいため、冷えやすい傾向にあります。脂肪は一度冷えると温まりにくいため、女性の体は特に冷えを感じやすい構造になっています。
鉄分不足による貧血
鉄分が不足すると赤血球によって運ばれる酸素が減り、体内で熱を作り出す働きが低下します。特に月経のある女性は鉄分不足になりやすく、冷えを感じやすくなります。
締め付けの強い衣類
きつい靴下・下着・ジーンズなどは血行を悪くし、冷えの原因となります。冷えが気になる方はゆったりとした衣類を選びましょう。
冷え性が引き起こす体への影響
「冷えは万病のもと」と言われる通り、冷え性を放置するとさまざまな不調につながります。健康・美容の両面への影響を知っておきましょう。
健康面への影響
・肩こり・頭痛
・生理痛・生理不順・PMS
・不眠・疲労感
・免疫力低下による風邪のひきやすさ
・むくみ・便秘
・高血圧の方は急激な血圧変動リスク
美容面への影響
・血行不良によるくすみ・クマ
・ターンオーバーの乱れによる肌荒れ
・代謝低下による太りやすさ
・むくみによる脚のライン悪化
冷え性におすすめの薬の種類
冷え性の改善に用いられるお薬にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を知り、自分の症状に合ったものを選びましょう。
ビタミンE製剤
末梢血管を広げて血行を促進する作用があり、冷え性の代表的な治療薬として用いられます。
「若返りを期待できるビタミン」とも呼ばれ、抗酸化作用も期待できます。当薬局で取り扱っているユベラNソフトカプセル200mgやユベラ錠50mg、トコフェロールニコチン酸エステルカプセル200mg(ユベラNソフトカプセル200mgと同成分)もこのビタミンE製剤にあたります。
トコフェロールニコチン酸エステルカプセル200mgをアリス薬局で購入する
ビタミンB群製剤
ビタミンB1・B2・B6・B12は、糖質・脂質・タンパク質の代謝を助け、エネルギー産生を促進します。代謝の低下による冷えに効果が期待されます。
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鉄剤
鉄欠乏性貧血では、疲労感や息切れ、冷えなどを感じることがあります。血液検査で鉄欠乏性貧血と診断された場合は、鉄剤による治療が行われることがあります。
漢方薬
冷え性のタイプに応じた漢方薬が用いられます。代表的なものに以下があります。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):手足の冷え・生理不順を伴う方に
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):上半身がほてり下半身が冷える方に
・加味逍遙散(かみしょうようさん):ストレスによる冷えに
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう):手足の先が冷える方に
・八味地黄丸(はちみじおうがん):下半身の冷え・加齢に伴う冷えに
ユベラNソフトカプセル200mgの特徴
当薬局で取り扱っているビタミンE製剤「ユベラNソフトカプセル200mg」「トコフェロールニコチン酸エステルカプセル200mg」について、効能・特徴・こんな方におすすめのポイントを詳しくご紹介します。
ユベラNソフトカプセル200mgとは
ユベラNソフトカプセル200mgは、エーザイ株式会社が製造販売するビタミンE製剤(一般名:トコフェロールニコチン酸エステル)です。
ビタミンEとナイアシン(ニコチン酸)を結合させた成分で、末梢循環障害の改善を目的に処方されています。トコフェロールニコチン酸エステルカプセル200mgはユベラNソフトカプセル200mgのジェネリック医薬品です。
効能・効果
添付文書に記載された効能・効果は以下の通りです。
・高血圧症に伴う随伴症状
・高脂質血症
・閉塞性動脈硬化症に伴う末梢循環障害
期待できる作用
・末梢血液循環改善作用:末梢の血流を改善する
・血管拡張作用:末梢血管を拡張し、血液の流れをサポートする
・抗酸化作用:活性酸素による脂質の酸化を抑える働きがある
・脂質代謝改善作用:血中の脂質代謝に働きかける
こんなお悩みがある方に
・手足の冷えが慢性的に続いている
・血行不良による不調が気になる
・高血圧症に伴う症状がある
・高脂血症を指摘されている
ユベラNソフトカプセル200mgの用法・用量
通常、成人には1回1〜2カプセル(トコフェロールニコチン酸エステルとして200〜400mg)を1日3回食後経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
ユベラNソフトカプセル200mgの主な副作用・注意点
以下の症状が現れることがあります。
・胃部不快感・胃もたれ
・下痢・便秘
・発疹・かゆみ
・顔のほてり
また、服用時は以下の注意点を守りましょう。
・ワルファリンなどの抗凝固薬を服用中の方は医師に相談
・妊娠中・授乳中の方は医師に相談
・他のビタミンE製剤・サプリメントとの併用は避ける
ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、水溶性ビタミンと違い体内に蓄積しやすい性質があります。用法・用量を守って服用する分には問題ありませんが、サプリメントなどで別途ビタミンEを摂取している方は、過剰摂取により出血傾向が現れる恐れがあります。
耐容上限量を超えて長期間服用しないよう、心配な方はかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。
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薬と併用したい冷え性対策|食事・生活習慣
お薬による治療と並行して、食事や生活習慣を見直すことで冷え性の根本改善につながります。今日から始められる対策をご紹介します。
ビタミンEを多く含む食品を摂る
ユベラNソフトカプセルの成分であるビタミンEは、以下の食品に多く含まれています。
・キングサーモン・うなぎ・いくら
・かぼちゃ・アボカド
・アーモンド・ヘーゼルナッツ
・植物油(ひまわり油・オリーブオイル)
身体を温める食材を摂る
血液循環を良くしてくれる食材を積極的に取り入れましょう。
・しょうが・にんにく・玉ねぎ
・唐辛子・シナモン
・根菜類(ごぼう・れんこん・にんじん)
・カカオ
身体を冷やす食材は加熱して摂る
トマト・きゅうり・大根・なすなどは体を冷やす作用があります。生食を控え、加熱調理することで代謝を上げながら食べることをおすすめします。
適度な運動で筋肉量を増やす
筋肉は熱を生み出す最大の器官です。ウォーキングやスクワットなど、下半身を中心とした運動を習慣化しましょう。
入浴で全身を温める
シャワーだけで済ませず、38〜40℃のお湯に15分以上ゆっくり浸かることで、体の芯から温まります。
血行を妨げない服装を選ぶ
冷えが気になる場合は、体を締め付けにくいゆったりとした衣類を選びましょう。首・手首・足首の「3つの首」を冷やさない服装を意識することも、冷え対策につながります。
冷え性の薬に関するよくある質問(FAQ)
お客様から寄せられることが多い質問を、薬剤師の視点でわかりやすくお答えします。
Q. 冷え性に効果的な薬は何ですか?
ビタミンE製剤・ビタミンB群製剤・漢方薬などが効果的です。中でも当薬局で取り扱っている「ユベラNソフトカプセル200mg」は末梢血管を広げる作用があり、冷え性の改善が期待できます。
Q. どのくらいの期間で効果を実感できますか?
個人差はありますが、ビタミンE製剤は継続服用によって徐々に効果が現れます。目安として2週間〜1ヶ月程度の継続服用をおすすめします。
Q. 漢方薬とビタミンE製剤はどちらがいいですか?
症状のタイプによって選び方が変わります。血行不良が主な原因ならビタミンE製剤、体質改善を目指すなら漢方薬、といった選び方が一般的です。詳しくは薬剤師にご相談ください。
Q. サプリメントと医療用医薬品の違いは?
医療用医薬品は有効成分の含有量が明確で、効果・効能が承認されています。サプリメントは食品扱いのため、成分量や効果に幅があります。しっかりとした効果を求める方には医療用医薬品がおすすめです。
Q. 妊娠中・授乳中でも服用できますか?
ユベラNソフトカプセルは、妊娠中・授乳中の服用について医師への相談が推奨されています。自己判断での服用は避け、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 冷え性の人は靴下を履いて寝てもいいですか?
締め付けの強い靴下は血行を悪くするため逆効果です。就寝時はゆったりとしたレッグウォーマーや、通気性のよい綿素材のものを選びましょう。
まとめ
冷え性は「四肢末端型」「下半身型」「内臓型」「全身型」の4タイプに分けられ、原因は血行不良・自律神経の乱れ・筋肉量不足・鉄分不足など多岐にわたります。
・冷え性は「万病のもと」。放置せず早めの対策が大切
・末梢血管拡張作用のあるビタミンE製剤「ユベラNソフトカプセル200mg」が効果が期待できます。
・ビタミンEは脂溶性のため、過剰摂取に注意
・お薬と併せて食事・運動・入浴などの生活習慣改善が効果的
冷え性でお悩みの方は、ぜひアリス薬局までお気軽にご相談ください。最後まで読んでいただきありがとうございました。
<参考文献>
引用:くすりと健康の情報局 手足の冷(冷え症)の原因
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/11_teashinohie/
引用:Welpark 管理栄養士オススメ!体の中からポカポカ冷え症対策
https://www.welpark.jp/eiyo-column/202001/
ユベラNソフトカプセル200mg 添付文書
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00069636.pdf
<製造販売元>
ユベラNソフトカプセル20mg エーザイ株式会社

美白・肌荒れ改善アドバイザー
中村 茉優
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今飲んでいるお薬との飲み合わせや既往歴についてご不安な方はこちらでご記入ください。
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